2008年5月5日月曜日

深読みキャンディーズ⑰微笑みがえし by TFK

曲から深読みするキャンディーズです。シングル曲のリリース順です。

17曲目:微笑みがえし

実際の別れです。象徴的に「春一番が」で始まります。春一番と言えば、学生時代の純粋な恋愛からひと区切り付いた後のスタート時点ですね。今までのオタオヤヂ妄想に従うなら、そのときからの一人だけの彼。哀愁のシンフォニー(=冬でしょう)の時から同棲始めて4ヶ月あまり。「お引っ越しのお祝い返しも済まないうちにまたですね」なんで1年4ヶ月ぢゃないな。別れるキッカケは、わなの時に気持ちを疑い始めた僅かなすれ違いだっただけに、好きで別れる心情に溢れてます。
いやぁ、以前のTFKには「好きで別れる」は判らなかったですね。彼女はこの段階になってやっと、彼も好きで居てくれたんだって事が判ったと。それを「タンスの陰で心細げに迷子になったハートのエースが出てきましたよ」が過不足なく語っています。阿木燿子グッジョブ。
「何年たっても年下の人」は、曲としての年下の男の子ぢゃなくて、偶然この彼氏が年下って事ですね。曲のギミックとしては良いんですが、意味までシンクロし切ってない感じです。逆に「やさしい悪魔と住みなれた部屋」は彼=やさしい悪魔も一致してます。

実際の解散劇と、悲しいではなく寂しい歌詞とマッチした曲調、春先のスタート感(この場合再スタートか)とが全部合わさった感じは、いつ聞いてもキュンっとなっちゃいます。ん~キモオタオヤヂだな。脳内では、何だか、ラン・スー・ミキちゃん外見の、勿論歌手でない普通の女性が、歌詞の通りの人生(事象は恋愛に限られてますが逆にそこが良いのかも)を送っていて、妄想中のその女性と自分自身が時間の経過をリアルに辿っている様な世界が展開されています。今までの曲名が全部入ってて・・・のギミックだけでなく、人気の本質(TFKが妄想しているだけですが)を表した最後の曲としてピッタリです。

繰り返しときましょう。阿木燿子グッジョブ。

歌詞はコチラ↓
http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=4203
これでおしまいです。妄想にお付き合い頂きました方、有難うございました。

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