2011年1月15日土曜日

二匹目の泥鰌は必ず二番煎じなのか?③  by TFK

三匹目です。

これまたTFKの大好きなChubby Checkerでは、「The Twist」→「Let's Twist Again」ってのがあります。この時代・分野の音楽に詳しくない方々でもご存知の方は多いでしょう。超メジャーと言っても良いらしいです。題名もかなりストレートな二匹目系。

ディスコ(古うぅっっっつ!!!)で、皆がその時流行の同じステップを踏む、曲に対して決まったステップがあって出来る様になったら常連、の様な文化が生きていた時代の専用曲ですな。その名の通りポッチャリ系のヴォーカルが、ツイスト踊りながら「ツイストしようぜ」で大ヒットしたんで、翌年「またツイストしようぜ」を出したと。「Again」の方に「Let's twist again like we did last summer」ってこれまたソノママのフレーズが出てきます。ちゃんと調べてませんが、本当に1年後に出したのかな?


因みにTFKの大好きなキャンディーズは、短い活動期間に対してあれだけの多作であるにも関わらず二匹目系はあまり無く、しかもリリースの間はとても短かったみたいですが、殆どカブってません。曲調だけで云うと、バンジョーっぽい音の入った「年下の男の子」が大ヒットした次がこれまたカントリー調の「内気なあいつ」で、そう思われる事もある様ですが、TFKこれには反対。この間(っても3年前)書いたキャンディーズのシングル曲の背景考察シリーズでは、イタいファン(しかもオヤヂ)であるTFKの妄想全開でひと続きのストーリーみたいに書きましたが、ソッチ↓の方がコジ付けです。

  http://collablo.blogspot.com/2008/05/by_8867.html

名曲の多くを作曲(&作詞も)された穂口雄右先生が「会社の意向で『春一番』の後に『夏が来た』って曲になって『二匹目』の匂いがして嫌だった」って語って(書いて、だったかも)た記憶がありますが、逆にコチラは題名だけ続いてる気がするだけで、穂口先生の気にされる様な感じは全然しません。TFKはファンとしては比較的イタい方なので、ついストーリー化しちゃいましたが、その実態は「連作」とか「アンサー」とかぢゃぁ無いな。

  で、またまた大脱線ですな。スマソ。

他には、DeeDee Sharp姐さんで「Mashed Potato Time」→「Gravy」ってのがあります。これは題名からしてそのままです。表面的には「マッシュポテトだけだと味が薄いからグレーヴィーソースを」って事。

「Mashed Potato Time」はダンスの種類としてチャールストンの変形みたいなのが流行った時の曲ですね。いや?これで流行らせたのか?この辺は世間並みにはオールドタイマーにお仲間入りをしているTFKでも流石にリアルタイマーではないので良く知りません(少なくともダンスはエラく流行したらしい)。

古き良きチャールストンと本当に関係があるのか不明なるも、
①「昔々のダンス=MashedPotatoを『The lion sleeps tonight(邦題もソノママの『ライオンは寝ている』当時の流行歌ですね)』で踊ってみたら何か合わない」
②「同じく『Please Mr. Postman』だとサイコー!」
③「もう流行り過ぎちゃって『Dear Lady Twist』でも踊れちゃう!」
みたいな展開です。

直接のアンサー関係ぢゃありませんが、「The lion sleeps tonight」のところにはちゃぁんと「weem o wep a weem o wep」っって元歌の象徴フレーズが入っており、「Please Mr. Postman」でも「wait a minute」と「deliver the letter」というキーフレーズが使われてます。情景としては、本当にそれらの曲に合わせてMashed Potatoのステップ踏んでいる感じです。
因みに「Dear Lady Twist」は、企画モノの匂いのする曲で「おばあちゃんに椅子に座り込んでないでダンスしようよ、実年齢ぢゃぁないんだゼ!ホラ医者も大丈夫だって云ってる」って歌詞です。

一方、味付け(Gravy)の方はと言いますと、舞台はダンスフロアで、(女性目線なので)彼氏と踊っています。ダンス自体は直接の話題ではなくて、「貴方、Mashed PotetoやTwistは上手に踊ってるけど、肝心の恋の方はどうなのよ」と来ます。この彼女かなり積極的で「足りないのはキス」とか「トキメキ部分の無いダンスってどうよ」とか、極めつけは「Give me gravy on my Mashed Potatoes」ですか。結構アツい。日本語だと「Gravy=肉汁」ですからね、昨今流行の肉食系女子そのまんまです。これまた訳し難いですが「Treat me right」とも訴えてます。曲の結末には、間奏の間にずいぶんと踊ったんでしょうね、ハグやらキスやらラブやらご希望の品は入手した模様です。

どの曲の組み合わせもメロディーの「そうそう、ココが好きなのよ」ってポイントの部分がチラっと入っていて、歌詞も結構リンクしています。


元唄のイイところが入っているパターンとしては、石野真子さんで「ジュリーがライバル」には、壁に貼ってあるジュリー=沢田研二さんのポスターに指のヴァーチャル拳銃でバン!ってところで転調し、リリース当時の人気者ジュリーの「危険な二人」で、これまた曲の切れ目で右手左足上げる決めポーズの時のメロディーが入っていたのが思い出されます。えっ?俺だけ?悪い事は言わん、手段はどれでも良いから、石野真子さんの曲聞いて見て下さい。楽しくて良いの多いよぉ。

またまた脱線気味ですが、長くなり過ぎるのも良くないので(既に長ぇよ!)この辺で。四匹目ネタ探しつつ、真子ちゃん、グッジョブ!
因みに「四匹」ってそこだけフォントが変わったみたいに見えません?この間ね、・・・いやだから脱線やめろって。