2010年12月26日日曜日

二匹目の泥鰌は必ず二番煎じなのか?②  by TFK

ウケたかどうか判らん内に二匹目です。

TFKが思ったのはですね、例えば(ココから現代に生きる普通の皆さんにとってはマニアックですよ(本当のファンの方々からは「そんなのは超メジャーなラインであって、お前の挙げる例なんぞ全くの上っ面だ」とか言われそうですが)ネ)

The Driftersで、題名は連作テイストの「Up on the Roof」→「Under The Boardwalk」。上から下への移動です。

歌詞は正反対ですね。「Up ~」が「辛い事があっても屋根に上って空を見上げて元気出して行こう云々」に対し、
「Under ~」は「夕暮れ間近のリゾート地(ビーチ)はとってもイイ感じ。さぁ楽しもうゼ、ボードウォークの下でギャル(古っ)とよろしくやっちゃったり(古っっ!)して云々」になってます。米語世界の口語文化に詳しくないので時制の細かいニュアンスがイマイチ掴めませんが、現実は置いといて「夕暮れ間 ~ ったりして云々」ってのを夢見つつ、そうだったら良いなぁ、の意味だとしたら意味まで繋がった連作っぽい。どっちでしょう?コッチが正解かな?識者のご高見を乞う。

題と内容は連作テイストですが、メロディーはサビ(ココの歌詞は題名でもある「Under The Boardwalk」です)の直前の間奏に、これまた前作の題名「Up on the Roof」が歌詞になっている場所の小節がチョトだけ登場します。

  現れ方がさり気なくてカッコ良い。

内容は違うけど、映画「インディー・ジョーンズ」の冒頭、ヌルハチの遺骨を取引する上海のクラブ名が「オビ=ワン」になってるヤツみたいな、ネ。あの場面、劇中でケイト=キャプショーが唄う「Anything Goes」が非常に好きですねぇ。ジーン=ケリーが踊っている間だけ背景原色のファンタジックなセットに行って、最後の顔面アップからカメラが引いたら元の現実世界に戻ってて芝居続行、みたいなあの感じです。文字通り何でもアリな。

  チョト話が逸れましたか。

The Beatlesの「All you need is Love」の最後のフェードアウトのところに「She loves you , yah yah yah」って入っているアレとも共通でしょうか。「ワカる人にだけ判れば良い」っていうのとは違うし「ホラ、ここの工夫良いでしょ、ネッ?ネッ?」とも違う、丁度エエ(by 二丁拳銃=TFK大好きです=もっと人気出ても良いと思う)感じです。


The Driftersはこのパターン好きみたいで、「Saturday Night At the Movies」→「Kissin' In the Back Row of the Movies」ってのもあります。これはメロディーは「違うんだけど似てる」イメージです。スミマセンねぇ、音楽的な素養が無くて。上手く説明出来ん。サ○ンの「何聴いても似てる」のにチョト似てます。

歌詞の内容は時系列で、歌詞の中の主人公が「学生or生徒の若ェヤツ」だった時から「一応仕事してる若者」になった様な時間の過ぎ方が感じられます。彼女の方は一応まだ学生。
「Saturday ~」では「娯楽の少ない地方での土曜日、夜映画に行く(近所の若いヤツ等全部同じ)んだけど、映画なんぞどうでも良くて二階席の後ろの方で彼女と云々」なのであって「映画後には決まって同じ様な馬鹿騒ぎ」とか「間違っても画面に出て来るおネエちゃんと横に居る彼女を比べちゃいけねぇ(要するにパー系で露出の多い女優さんが出て来る超B級が掛かってる訳ですな)」とか。
映画「アメリカン・グラフィティー」で描かれるプロムパーティー(高校卒業時の一大イベントだから楽しみだけど所詮田舎町、生まれ育った場所なんで愛着あって大好きなんだけどダサ過ぎで脱出希望)のを含むひと晩の、楽し寂しい感じがします。

続く「Kissin' ~」では、「ステディーの彼女(古っっっ!!)と映画館に行くんだけど、映画なんかどうでも良くて後ろの方の席でキスして云々」は変ってないんですが、自分らを取り巻く環境は(特に街の外見は)変らないけれども「俺も年だし(それでも若いんですけどね)映画後のバカ騒ぎなんぞしないけれども、相変わらず楽し寂しい感じがするけれども、それが/それしかないけど/それしかない事こそがHappyの源泉」みたいな内容になっとります。

メロディーは、激ウマヴォーカルに隠れて気付きにくいですが(ん?気付かんのはTFKだけか?)「Saturday ~」がR&B色の薄い牧歌的なラインであるのに対し、「Kissin' ~」はショボさを出しつつもピカピカ光っている、ソウル世界特有のニセゴージャスの心地良さがあります。キンキラのセットの裏に廻ったらベニヤに書割だった、ってのの表側だけを見ているんだけど、ウラ側もほぼ想像出来ちゃってる時の気分。芸術性とかぢゃなく、音が厚くて似非リッチな気分になるんです。歌上手いからか。TFKはコード進行が云々とか全く解りませんのでボロが出ない内に止めますが、感覚だけ掴んで頂ければと。

「Kissin' ~」が歌詞になっているところをフルで書きますとネ「Kissin' in the back row of the movies on a Saturday night with youなんですけれども、数年して「Every Night's a Saturday Night With You」ってのも出してるんですよ、こちらのドリフは。
その他「Dance with Me」の後に「Save The Last Dance For Me(日本ではご存知コーちゃんのヒットナンバーです)」とかやってますね。まずダンスを申し込んで、途中パートナーチェンジや何かあるのかどうか知りませんが最後は俺と(そしてその後も、ウフ)みたいな、ね。丁度エエ(by 二丁拳銃)具合にチンピラテイスト入ってて好きです。


マニアの方にもそうでない方にも判る様にとか、エラそうな事を考えた罰として、どちらにもアピールしない感じになっちゃいましたね。もし「そんな事ないよ、コレ良いぢゃない!?」って思われた方は、コメント下さい、ぢゃなくてそう思っておいて下さい。アカウント無いとコメント書けないみたいです。

他にもあるので、もう少し書きます。それでは、より期待しないで乞うご期待!!

二匹目の泥鰌は必ず二番煎じなのか?①  by TFK

何度も似た様な話ばかり書いていると思う方が多いんでしょうね、残念ながら。

「残念ながら」と言えば、何年か前に会社で結構高い買い物をした事がありまして、責任者っぽい事をやらされていた時の事です。しかし会社もよくTFKにやらせたなぁ、凄ぇ度胸だ。
買い物はシステム一式ってヤツだったんですがね、かなりの数の製品を調査し、勿論事前にダメなのは落とし、意思決定者(に近いヤツ)へのアピールポイントまで伝授して、と定石通りのステップを踏み、残った会社から見積もりも取って、「まぁ凸凹あるけど担当としてはどれに決まっても仕方ないかな」ってところまで何とか持って行きました。

んでエラいヤツ&ユーザー呼んだプレゼンになって。当然その席では質問が飛ぶ訳ですな。

  「○○○の区別をしとけば、自動で△△△出力する様な機能ありますか?」とか、
  「××××法が変わった時に、過去分の精算額は自動で計算されますか?」とか、
  「◇◇◇の形式でデータ落として、編集してそのままアップ出来ますか?」とか、
  「毎回お金掛けてフォームの修正ぢゃなくて、自分で帳票作れるのが希望」とか。

他にも沢山、理不尽なヤツがね。でもこれがですねぇ、候補の中の某社の製品は結構出来が良くて、ユーザーのワガママに近い要求でも結構出来たりしたんですね。この事実をTFKと担当の仲間は事前に知っている訳ですよ。総体としてはそれぞれ甲乙付け難い感じではあったんですが、この会社のは特に自由度に強みがありました。ワガママ派には絶対アピールするなと踏んでましたね。

この某社、その時のプレゼンには妙に力が入ってましてね、営業とエンジニアの他に、営業部長さんと次長さんと(どっちがエラいんだか判んないけど)その上の常務だか専務だかの人まで連れて来ました。ただね、本件、TFKの会社の中で担当がTFKって云うくくりの中の大きな買い物だってだけで、その会社の商売からすると営業一人で決めても良い案件だったんぢゃないかと今でも思ってます。まぁ何を思ったか、営業さん曰く「専務の○山×男が是非、自らアピールして御社への実績作りたい云々」「身内が言うのもナンですが、○山×男、社内ではやり手で通ってますからね、期待しといて下さい」ってな事になっちゃいましてねぇ。

そして、いよいよ↑の質問コーナーですよ。TFKが利害関係の無い傍観者だったとしたら「それシステムでやる事ぢゃねぇって!!」って思う様な事に対して、○山さん、連発してましたねぇ。


  「あぁぁあ、そのご希望でしたら、残念ながらぁ~(一呼吸)、出来ます!!」


あれが世の中で言う「ドン引き」或いは「ヤっちまった」って空気なんでしょうねぇ。事前調査をした担当者=TFKとしては知ってるんです。ホントにワガママ要求に対応出来てるって事を。他社で1秒も考えず/全く詳細言わずに、全件「大丈夫です出来ます」って連発し、しかも8割嘘らしい会社とか見た後だったんですけどねぇ・・・・。残念ながら6回目位の「残念ながら」で何となく質問が途切れちゃいまして・・・・。チョト寂しい感じで帰って頂きました。


読んでおられる皆さんには、言わなくてもプレゼン結果はお判りでしょうねぇ。TFKの正体知って読んでおられる皆様は、どこの会社か判る方もいらっしゃるでしょうねぇ。でもネ、この会社の結果は、ある程度○山さんの自爆って事で、某社の「人選ミス」の自業自得で良いんですけど、TFKの会社、よりによって8割嘘の会社に発注しちまったんですよ。抵抗したんだけどねぇ、担当全員で。その後苦難の4年半が待っているとは予想だにせず。システム導入案件なんで人並みの「大変」は予想してたんですけど。このまま続けると絶対に長くなりますのでこの辺はまた回を変えて。


 思いっきり話が逸れちゃいました。もとい、


最近感じた事です。「似た様」になる理由として、オリジナルとコピーの話を過去に書きました。オリジナルよりもコピーの方が良い事ってあるよね、って話。コレと非常に良く似ているんですがTFKの中ではチョト違うんです。


音楽で「アンサーソング」って云うのありますよねぇ。最初のがあって、内容がその曲への返事になってる/続きになってる、ってヤツ。TFKはオッサンなので最近目にする様になった「リスペクト」の定義がイマイチ解りませんが、きっと同類の中の1種類なんでしょうな。別の人が作る場合は(そんなケースあるんでしょうか?作曲家同士が仲良しだとシャレでやったりするかも・・・あっリスペクトってヤツは別の人だネ)当然違う曲だけど、歌詞の方が意味で繋がっている感じ。一方で同じ人が作ったら曲の方が「同じ」とは言わないまでも似る事になるでしょうな。フレーズの一部が使ってあったりするのは意図的にやってるんでしょうが、「全体が似てしまう」現象も、ユー○ンやサ○ンならずとも避けられんのではないかと。特に前曲と関係性を持っている事が企画の命な訳ですから。

んで、この場合「何か前のと変り映えがしないねぇ」って言われる=二番煎じになっちゃうのであろうか、いやならない(反語の用法)のではないかと思った次第です。

思いついた事例は次回以降に。話逸れたまんまで申し訳ないですが、それ程期待しないで乞うご期待!

2010年11月27日土曜日

面白い話?  by TFK

最近、嫁はんが仕事を始めました。ウェイトレス。家から歩いて行ける距離のレストラン、と言うよりビストロ風のところだそうです。そこは比較的リピーター率の高いお店だそうで、常連のお客も多いとか。


それで、この間、予約の電話を取った時の事を聞いたんです。その話とは・・・・。


予約は「○○にあたり家族でお祝い」の位置づけの貸切予約で(昔から近くに住んでいる地元の方なんでしょうね)複数家族の合計と想定される15名位。電話は幹事さんであろう方の奥様からだったそうです。んで、

当然、店側の対応として、
  「○○はどうされますか?」
  「△△と□□が選べますが、どうされますか?」
  「◎◎コースなどはいかがでしょうか?」
  「お客様の中に◇◇な方はいらっしゃいますか?もしおられるなら◇◇も出来ますが・・・」
とか聞きますわなぁ。

そうしたら、殆どの確認に対して「いや、主人に聞いてみないとぉ・・・。」の一点張りだとか。只の連絡係だったのかと言うとそんな事もなく、希望としてはキチンと持っておられたらしいです(この辺はご主人指示かも知れませんがね)。例えば「アレルギーがあって食べられない人がいるので、海老と蟹は使わないで呉れ」とか。まぁ、大口客は有り難いでしょうから、今時そんなレベルの要求なら結構どこのレストランでも聞いてくれますよねぇ。内容もワガママな訳ぢゃねぇし。

 でも、その希望には若干経緯があるらしくてですね、

話の中で、奥様、とても言いにくそうな口調で仰るには、「1年くらい前に同じ様なお祝いの時に利用させてもらった時、予約の時点で『海老・蟹Freeで』って言っていたにも関わらず、贅沢に蟹を使った『蟹づくし』状態だったので、主人が全然食べられなかったですよ。何か『海老・蟹が大好きなので』って間違って伝わってたらしくって・・・。」と。


いや、チョト待って。

  「主人が」って事は今回の幹事さん?
  「家族で」って言うより話から判断すると「一族で」?
  「一族で前回も今回も幹事で予約」って事は、ご主人=ご長男=総領息子?
  「主人に聞いてみないとぉ」って事は、亭主関白系(今時褒められたモンぢゃないと思いますがね)?

その状況下で、前回何も食えなかった人が居る中で(しかも幹事さん、しかも一族代表、しかも店側のミスで)同じ店予約するか?


海老・蟹OK派の残り14名にとっては、よっぽど美味しかったんでしょうかねぇ。確かに賄いのお昼ご飯もかなり美味しい(by嫁はん)との事。それに、今回表明あったって事は、少なくとも前回利用時には文句言って帰った訳ぢゃない、って事ですよね。

あっ、

ご主人、亭主関白と見せかけて凄く気の弱い、内弁慶型なのか?
1年前、浮気かなんかが奥様にバレてて、ワザと「海老・蟹」にされたとか?


まぁ、最後には「良いですよ、決まったらお手数ですがお知らせ頂けますか、云々」あって、めでたく(内容確認前提で)予約受付完了したらしいんですが、この話、結構聞いてて(ウラ事情を勝手に作ると)面白かったです。嫁はんと二人で、台詞まで付けて/勝手に家族構成まで決めて/知り合って結婚するまでのストーリーとかまで作って/職業と会社での人間関係とか想像して・・・・・。


どなたか存じませんが、楽しめました。グッジョブ!
ご本人とお店の方が偶然このスレ読まない事を祈る。

2010年10月12日火曜日

嘘臭ぇ~Ⅱ  by TFK

続けて読んで下さっている方々がいる前提で(我ながら不遜だね)書きますが、前回からの続きです。例によって勿論題名のみ。前回が1回分丸々マクラで今回が本題って訳です。それは「マクラ」とは言わん。

あっ「例によって」と言えば、「れぇえいによって(チョト大袈裟ですが「え」の音が一番高いの)」って、大平透さんの声が必ず思い出されます。オープンリールのテープレコーダーが煙を出している姿と共に。

えっ?オープンリールぢゃなかったっけ?カセット?どっちにしても今の人は知らんネ。生まれてこのかた音を保存する媒体が「こげ茶色」でなく「銀色」だった皆さん、スマソ。スパイ大作戦(トム=クルーズの映画版)は劇場ではなくTVでしか見てませんが、1~3までは観ました。4も放映があったら見よう。


折角1回分使ってマクラにしたのに、またまた脱線気味です。さっさと本題に行けと。


通勤電車の中で少しづつ読んだ本の中で最近読了したのが、「地震・憲兵・火事・巡査(山﨑今朝弥)」です。著者は明治の弁護士さんで、そもそも日本で弁護士の資格と言うヤツが出来た時代の、ごく初期の方です。法曹輩出の名門、明治大学で勉強した後に弁護士になり、渡米して英語の勉強をされたそうです。著者名で薄々お判りかも知れませんが、多作な訳ではない様で、勿論、TFKもコレしか読んでません。読んでませんが何となく判るのは、山崎先生、在野の反骨の方で所謂「お上」が大嫌い、って事です。ついでに特定の集団内部においても「お上」に迎合するポジションのヤツや、「お上」本体ではない出先機関である「官憲」も大嫌い。社会主義的な活動も行っておられたらしいので、そりゃ敵方の人々からは嫌われますわな。この本は、そんなエピソードを集めて書いた、のではなく(本人執筆のエッセイ風の部分も一部含まれますが)本に出て来る文章の多くは広告なんです。新聞や雑誌への広告。別の人が、山崎弁護士が出した広告を集めてエピソードの進行に合わせて並べたのが、この本の主たる部分です。

内容は詳しく書きません。いつぞやの様に「皆さん良く知っているだろうから全部は書きません」ではなくて、今回は読んでのお楽しみって事で。想像はつくと思います。活動にケチをつける(具体的に邪魔・妨害をする)「お上」と「官憲」に、広告(って事は結構な人数の読む媒体)にキツ~イ皮肉を載せます。いや結構これが痛快で。


題名でピン!と来る方々もおられるかも知れませんが、ご本人昭和まで生きた方だそうで、東京にお住まいの頃に関東大震災を体験しています。その時の、朝鮮籍(当時は南北無かったですからね)の人々や社会主義者(大杉栄・伊藤野枝です)を警察が捕まえて殺しちゃった事件が相当に腹立ったご様子で。犯人をはじめ各方面を一刀両断です。広告を手段に「チクリ!(ニヤッ)」って手法とは変わって、このパートは結構ストレートですよ。犯人の甘粕なんぞ糞みそです。

この話は歴史の授業でも出てきますね、この事件、一説には警察ではなく軍が真犯人で、その隊には「秩父宮」って、戦犯天皇の弟でしたっけ?甥か?そいつが居たので、「経歴に瑕が付いてはならん」とか「ヒゲ(当時生やしてなかったか)」とか「ウンコ」とかなった挙句に「ここはひとつ警察で」って事にしたとかしないとか。ん?でも甘粕って軍のヤツぢゃありませんでしたっけ?


ま、犯人達そのものには興味は無いんですが、要するに非道いよね。学校では習いましたから知ってはいましたけどね。改めて同時代人の書いたもので読むと・・・・。


大体、軍隊っぽい感じの集団はそんな事をします。

最近で言うと自由と正義を愛する(嘘臭ぇぇええええいぃ!!!)アメリカ軍の兵隊でも、イラク人相手なら裸にして踏む様な拷問くらいはやるわけですよ、普通に。これはアメリカで兵隊になる奴等がクルクルパーばっかりだ、って事も勿論関係しているとは思いますが、TFK私見では6割は組織の問題かなって感じです。旧日本軍でも同じ様な/もっと非道い事は起こった様ですがね。親戚のIQの低い叔父さんが自慢げに話していました。戦場では凶器を持ったゴミクズとなる「兵」は、クルクルパーの米兵やこの馬鹿叔父含め、国内での普段の生活にある時には別に極悪非道のヤクザ者、って訳ではないんだと思います。
ワイドショーでレポーターが眉根にしわ寄せて、深刻そうな表情作って「近所では穏やかな良い青年と言われていた様ですが、容疑者に何があったのでしょうか・・・」って言うでしょ。そんな感じだと思います。また腹が立って来たので/夜も更けて来たので/ついでに老けても来たので(もう直ぐ目出度くない誕生日なんです)この辺で終わりにしましょう。最後に一言。


でもね、沖縄に居るのって、その馬鹿バッカリの米兵の中でも、ひときわクルクルパーの海兵隊なんでしょ?要らなくなくなくね?つられてIQ低くなっちゃいました。本の感想ぢゃなくなっちゃいましたね、スマソ。

2010年9月30日木曜日

嘘臭ぇ~  by TFK

またまた1ヶ月以上空けての記事となってしまいました。皆様お久しぶりです。

そのものの話題としては書いた事は多くないですが、記事に度々表れている様にTFKは(実年齢はオッサンですが)ガキなので、当然「本物志向」ではない訳で、コピーやフェイクがオリジナルよりも好きな事が多々あります。いや、でも最近は本物志向の子供いるな。名前忘れましたが、子供の歌手でご実家が料理屋さん(料亭だったかな?)だって子が、渋い御つまみ系の料理が大好物だってTVで言ってた様な気がする・・・・。
この辺は環境によるのかも。思い起こせばTFKの母親は決して料理が上手とは言えませんでした。ファミレスで喰う和食のセットに付いて出てくる味噌汁を「とても美味しい」と思えるレベル。

 今チョト嘘吐きました。

TFKの年齢だと「今で言うファミレスみたいな」店であって、ファミレスではないですな。当時から現在「ファミレス」と呼ばれている店も少数ながらありましたが、少なくともそんな扱いぢゃなかった・・・・。それでも、当時は(おセレブだったご家庭は除いて)そんな「ファミレス風」レストランであっても、”何となく”ではなくわざわざ出かけて「やったぁ!今日は外食だぁ!」って捉え方だったんですがね。

ん?そりゃウチが金無かったからか?まぁそんな訳で、当然「早いうちから大人の味が判る」様な子供では決してなかったんです。一方、コラブロにも何度か登場しているTFKの息子は、今の段階=小学校高学年で結構「味にうるさいヤツ」になっちゃってます。TFKの嫁はんは料理だけは上手なんですが(おっと、忘れちゃいけねぇ、それに可愛いですが)その影響なんでしょうか、冷凍食品を温めただけのオカズには素早く反応し、一口食べて「コレ冷凍?」と言います。この間なんか口に入れる前に匂いを嗅いで(下品だから止めろって言ってるんですけどねぇ)すかさず「もしかして冷凍?」と。最近は見ただけでも嫌ぁ~な顔になって「冷凍でしょ」と。

一応、嫁はんも手抜きで冷凍食品使ってる訳でもないだろうし(また100%当たるんだ、コレが)、たとえ手抜きだったとしても、TFKはそれでキレられる方が嫌だし、可愛いし(一応)、父親としては反論しようと試みるんですよ。

「ママも大変なんだよ。大体お前勉強しないし、勉強の進捗管理自体に時間が掛かるから、だから料理も云々・・・。」とか、
「たとえ冷凍食品であったところで美味しいから良いぢゃないか!?」とかですか。


TFKはガキであるのみならず、上記の如き過去の経緯により舌がおセレブではないので、冷凍でも美味しいのはあるゾ、と言うスタンスです(いやっ、正直あるよねぇ、結構美味しいの)。TFKにとっては嫁はんの料理はとてもとてもとても美味しいんですが、従って、正面切って比べりゃぁ「冷凍の方が旨い」事はまぁ無いんですが、それは「嫁の料理が美味しい」のであって「冷凍が不味い」事を意味しない訳ですよ。


それが、このツツクサ息子と来た日にゃぁ

  あっ、「ツツクサ」ってこの↓事です。
  http://collablo.blogspot.com/2010/05/by-tfk.html

話が逸れましたね。スマソ。

「だって美味しくなぁ~い」と来たもんだ。ま、比較の問題で「俺なんか何喰ったって全~部おんなじ」よりは良いかも知れんが。将来、大学へ行って(行けるかどうかも怪しいですが)彼女なんぞが出来た時に思い知る訳ですな。


   例えばネ、

直接見えてはいなくても、明らかに勝負パンツはいて夕方(ココ大事!!)から遊びに来ている彼女が、自分の下宿で時間掛けて作った(従って食べる終わる頃に終電無くなる=帰らない勢いなの)カタカナ料理が死ぬほどマズかったとしてもですよ、そんな事言っちゃぁいかん訳です。

   だぁ~って

勝負パンツ見る事が出来るか、いや見るぢゃ意味無ぇよ、脱がせる事が出来るか、って時なんですから。脂汗流しながら「美味しいよ」が基本。それをつい言っちゃって台無しにしちまう訳ですなぁ、コイツは。あっ、この辺はもし父親(=TFK)に似ているとしたら、一目見て「勝負パンツだな」を判定する能力は無いかも。ヤツは今の状態だけだとどっちに転ぶか判りません。小学生ながらクラスのお友達の中でも、早くも「ガキ≒非モテ」の位置付けみたいですからね。

だいたいコイツ、外見はTFK=カッコ良くない外人顔(地中海沿岸とか南米とかのゲリラ顔とでも言いましょうか)とは違って、そこそこ見られるんです(いや、比較の問題なんで別に良くもないんでしょうがね、この辺は親バカでかつバカ親なのでご勘弁を)。あまり大人になっても外見が変らないタイプと見た。だとすると、彼女欲しい時期に見た目オンリーで「キモッ、無理っ!!」は少なかろうと。TFKなんかそれだけでもかなり羨ましいゾ。
それで、それで、筋金入りの非モテ野郎が言っても説得力ゼロなんでしょうけれども、女性と違って男の場合はイケメンだったら即彼女ゲットかと言うと、そうでもないんではないかと。ですが、それでも「艱難辛苦を乗り越えて」とまで行かずに望ましい展開になったとしてですな、その(実は神の気まぐれに恵まれた)乾坤一擲の勝負時に「美味しいよ」が出せないと損するぜぇ~。ヤツまだ小学生なんでコラブロ読んでないとは思いますが、一応、警告しとこう。何でも「美味しい」って言っとけ。ついでに誰でも「可愛い」って言っとけ。あっ、コッチは勿論、本気で。


何かつい力が入っちゃいましたが、近々学生時代の同窓会が企画されている事とか、可愛い連発(勿論本気!)の割には嫁はんの反応が薄かったりとか、漫画「モテキ」が実写化されるらしい事とかで、自身の不幸な過去をつい思い出しちゃいましてね・・・・。TFKは漫画の連載で読みましたが、「モテキ」面白いよぉ。


んで、本当は何を書きたかったかと言いますと、題にある様に「嘘臭い」話なんです。最近通勤時間に読み終わった本が面白かったので、その感想として本に出てくる「嘘臭い」ところに引っ掛けて書こうとした訳です。関連の薄そうな感じの日常的なトピックから始めて段々と本題へ、とか洒落た事をやろうとして見事に玉砕です。結果として長くなりすぎちゃったので、本日はこれまで、本の感想は次回「嘘臭ぇ~Ⅱ」にて。

2010年8月21日土曜日

核の傘  by TFK

こう言う内容は、発言の直後に発信しないといかんのでしょうが、残念ながら不肖TFK、人様より極端に思考が遅く、考えが文字にして読んでもらえるレベルになるのに今まで掛かっちゃいました。普段だって大して面白かぁないんでしょうが、特に今回は硬目の話で。先に謝っときましょう。スマソ。


総理大臣殿が原爆忌に廃絶を訴えたのは良しとして/アメリカ人呼んだのも良しとして、その直後に「現実路線として核の傘は仕方無ぇ」って言っちまったのは、何とも味噌つけたね、って事になっっちゃってるみたいですが、本当にそうだろうか?

TFK個人の意見として、「現実路線として核の傘は仕方無ぇ」には絶対反対です。歴史的に見るとコレのお蔭で奇跡的な経済成長を・・・、って感じのプラス評価をぶつけて来る人がおられますが、その時点で語るに落ちてしまってて「良い結果をもたらした」ってのは「性質として良い」事ぢゃないんだけど・・・って読めます。本心は別のところにあるのかも知れませんが、「歴史的に」「結果として」みたいな良く使われる言葉が、そのまま物語っている感じがしてしょうがないですね。

核に限らず武力全般に関してそうなんでしょうか。絶対的に少数派なのかも知れませんが、周囲を取り巻く環境が異なるのかも知れませんが、或いは副産物として別の悪弊が生じた事だってあるのかも知れませんが、コスタ=リカが曲がりなりにも軍備放棄路線で成功している以上、「現実路線」の一言で、核の傘と再軍備(自衛隊)を正当化する事は出来ません。
この辺りに関して「大人っぽい論調」で理屈コネる人々と、敗戦直後に「実は俺は前から戦争には反対だったんだ」って言い出したヤツ等とは同じ臭いがします。「あの時代は皆そうだったから仕方なかったんだ」とかね。少数派だろうが何だろうが、実際に反戦運動やって捕まって拷問死した人が居る以上、思い着かなかった/勇気が無かった事を恥じる気持ちがあってもバチは当たらん。そんな気が少しでもあれば「仕方なかった」は無いですよねぇ。教師とか言論人とか、かなりの「エラい」方々はそうだったらしいですが。


「現実的に」の論理は企業なら良いんです。理想が○○、現状は△△、それぞれかかるコストと時間が××、会社余力とビジネス環境考えると選択すべきはコチラ、でおしまいです。場合によっては、短期的にはコチラが僅かに不利だけど長期的によりメリットのある方を選択(がんばろう)ってのも当然アリです。この辺りになるとTFKの様なペーペー(年齢的には違うんですよ、オッサンだから)には、詳しい判断経緯が伝わって来ません。TFK含む下々の者=遂行者達にこそ伝えるべきだとは思いますが、なかなかねぇ。


話がそれちゃいましたが、TFKとしては「核の傘必要悪論」「現実路線」って話には絶対反対な訳です。んもうっ、土井たか子を500人くらい束ねて、頭=操縦席に不破哲三を載せた様な感じ。たとえが古いねぇ。今なら蓮舫議員でしょうか。コイツだともう5人位で沢山かも。

んで、そのTFKであっても、原爆忌の式典直後に「仕方無い」を語っちゃったのは、これまでの「言わない」に比べたらかなり正直で良いと思うんです。意見の内容には反対だけれども。今まで言わなかった人達は「核の傘なんて言ってアメリカが守ってくれる訳ねぇじゃん」と思ってるんならそう言わないと、って思います。だから駐留不要なんだと。でなければ「ソ連とか中国とかツベコベ言う前にビビらしとこうぜ」って事なんでしょと。はたまた「金だけ出しときゃ守るっつってんだから良いでしょ」と思っているならそう言えば良いんです。核に限らず「金は出すが人は死なせん/そちらだけでどうぞ」とか言っちゃえばスッキリすると思うんです。

要するに「空気感からして何となくヤバ目だから言わないどこうっと」ってのは一番ズルい気がする。

根拠ないけど(でも絶対当たってると思うけど)、中国攻めて来ないって。ロシアもミサイル頼みでゴリ押しとかして来ないって。ましてや困窮北朝鮮に攻める余力なんか無いって!!今、日本に対して最もゴリ押し系は、蓮舫かアメリカだと思う。


政治家は「現実路線」ぢゃなくって理想を語れとか何とか言われていた様ですが、同じ現実路線でも「もう金出さない」ってのが良かったんでは?とか思います。アメリカ冷えるぜぇ。


書いていて同じく頭に来たのでついでに書いちゃいますが、イルカ漁の盗撮映画の人達は、何で沖縄の埋め立てで住処の無くなるジュゴンとかを守って呉れないんでしょうか?グリンピースのエラい人呼んで交渉させたいモンです。多分チケット送っても来ないと思う。絶対やって呉れない。イルカと違って日本人は知能高くないから。


何かこのまま書き続けると暴走しそうなので、本日はこの辺で。

2010年7月27日火曜日

ガキみてぇⅡ  by TFK

先月更新回数が結構良かったと思ったら、またまた1ヶ月近く空いてしまひました。従いまして、読んで下さっている奇特な方々には題名の「Ⅱ」で薄々バレちゃってますでしょうか、使い回し系の記事です。思い入れのあるテーマなんで、ルゥールゥールゥ~、長ぁ~くなる予感がします(by 火星人@プリンプリン物語)ので最初に謝っときます。スマソ。

  前回の「ガキ」話はコチラ↓。
  http://collablo.blogspot.com/2009/06/by-tfk.html

  実際には読まないと判りませんが、自己申告でバラしちゃいますね。
  「題名がカブってるだけで、関係ねぇぢゃねぇか!」って方にはコチラ↓。
  http://collablo.blogspot.com/2008/04/by-tfk.html
  一応どれともカブらない系。

今回の「ガキ」話は前回のとは直接関係ありません。いや、前回のも主題は「ガキ」の話ではないんですけどね。


TFKは現在(メタボでスケベで嫁はんが恐い)立派なオッサンですが、内面が「ガキ」なので、昔から/今でも少年ジャンプが得意とする、アツい、いや熱い、いやいや暑ぅ~い感じの漫画や話がとっても好きです。中でも、ある目的の為に「得意技を持つメンバーが集合する」系がとても好きです。このテーマは古くからあって、力を合わせて巨大な敵を倒す、メンバーの自己犠牲の末に代表者が目的を果たす、悪いヤツらの横暴に耐えた末に起ち上がって反撃する、と云ったカタルシスを感じさせるエピソードとセットにすると、ヒットは鉄板だった様です。例えば、

①三銃士とか、
ダルタニャンが3人と仲間になり(この場合「段々」集まるんぢゃ無いけど)、一人づつ身を犠牲にして先へ進んで行きますね。

②本邦では、ご存知、桃太郎ですか、
童話の中ではそれ程詳しくはないですが、家来三匹、特性を生かして対鬼戦に貢献します。設定古い割には飛べるヤツいますからね。

③古典だと、三国志(演義の方)とか、
劉備(蜀の照烈帝ですな)の下に、義兄弟の関羽・張飛から始まって、毀誉褒貶ありつつも異様に強い家来やら天才軍師やらが集まって来ます。一様に人間離れした強さなので一見すると特殊能力/得意技の要素は薄いんですが、使う武器のバリエーションが多くて代わりになっています。何しろ人間離れしてるんで戦いも暫くは連勝です。悪役の曹操(≒魏≒国力としては圧倒的)の存在が、カタルシス要素を出す配役の要ですかね。

④これも大好き、水滸伝
人格者(それ以外は何も無い)宋江の下に、偶然・必然取り混ぜてヤクザ者の仲間が加わって来ます。このヤクザ者達は日本に居る同名のゴミ屑野郎共とは違い、社会・体制の方が悪くって、結果として居場所が無くなっているだけで実は善いヤツ(=好漢ですな)と云う描かれ方です。自己決定/その正当性へのこだわりがとっても中国的。
「段々増える」「各人の得意技」「巨悪に立ち向かう」「最後の戦いでどんどん死んじゃう」と、グッと来る為の必須要素が満載です。コチラも全員揃った後暫くは連戦連勝ですね。

話は逸れますが、メンバー108人、ん~、メンバーって書くと、水滸伝だから「SKD108」って感じがしちゃうな、人気投票とかしてセンターで歌うのが・・・・


   違うか。


もとい、メンバー108人の中でTFKは特に好きなのが居ます。お話自体が大好きなので全員好きなんですけれども、厳選すると特別カッコ良いのが居てですね、

  ・凌振とか、
二つ名が「轟天雷」そう、剣と槍と拳の世界にあって異彩を放つ、重火器・爆発物の専門家です。
  ・時遷とか、
渾名は「鼓上蚤」、さすがに渾名と能力が直結しないですかね。元コソ泥で忍び込んでの諜報活動のプロな訳です
  ・李袞とか、
主役級で「李逵」って云う破格の暴れ者が居ます。両手に一本づつ斧持って裸で戦うんですが、当然飛び道具には弱い訳で、この李逵の牌手=武器としての盾の使い手なんです。必然的に片手用の投げナイフ(短い投槍)も使いながら、二人組みでエースを守ります。

ですか。皆、一芸がシブい!!!他にも、何でも治す医者とか、メチャクチャ遠いところから当たる弓の名手とか、前職(転職後が山賊だからそう言って良いのかどうか分かりませんが)裁判官だったから仲間内での賞罰担当になっただとか、ユニークさがとっても良いんです。それぞれ見せ場あるし。逆に主役級の「得物は槍でも棒でも、何使ったってとにかく強い」みたいなキャラは、戦闘シーンではあまり魅力的ではないですね。


   話逸れちゃいましたね & 誰も知らんですね。スマソ。


⑤ゴレンジャー
言わずと知れた「五人揃ってゴレンジャー」ですね。遠い昔に読んだ製作ウラ話みたいな記事にも同じ感想が載っていたと思いますが、カッコ良さ重視なら「ファイブレンジャー」だろうと思うんです。語感の方を取ったんでしょうか、記事も「それが却って良かった」だったかな?
初回のエピソードには集まるところが出てきますが、1話中に駆け足で(そりゃそうだ主人公ですから)顔合わせみたいな感じです。キャラは特に立ってましたよね。文字通り「キチンと色分け」されてましたから。得意技要素はそれぞれの武器で代表される感じです。飛行機モデルチェンジする前の第一シリーズだと、武器の名前も定かではないですがね。モモレンジャーの「いいわね、行くわよ」とか。

⑥ガッチャマン(実写だけぢゃなくアニメにも良いの沢山ありますねぇ)
キャラと乗り物(それぞれあるんですが、タツノコプロのメカデザインすげぇカッコ良いです)と武器が全部違っていて、「集まる」要素は薄いですが、「力を合わせて」と「得意技」要素が強いつくりになっています。

書いていて思い出しましたが、昔読んだ吉田戦車先生の漫画で、ガッチャマンのパロディーの話がありました。勿論元ネタの名前はハッキリ書いてないので、何で5人なのにゴワッパーファイブではなく、ゴレンジャーでもなく、ガッチャマンご指名かと云うと、アニメの初回だったでしょうか、コンドルのジョーが大鷲のケン(リーダーで後から合流するんです)に対して「まだお前をリーダーと認めた訳じゃぁないぜ」って言うエピソードがそのまま使ってあるからなんです。それで、パロディー版の5人の呼び名が、そのまま

  「リーダー」
  「ニヒルなヤツ」
  「力持ち」
  「子供」
  「紅一点」

でした。笑いましたねぇ。パロディーとしてキャラの本質を喝破しています。日本のヒーロー物はこの5人ケースの原型が、時代や大人の都合でチョトずつ変化する訳ですね。「子供」が「弟分」になったり、「紅二点目(可愛い担当)」になったり。あっ「力持ち」が「頭の良いヤツ」になるケースも。子供が大きくなったので低学年向けの作品には疎くなりましたが、近年の傾向で行くと、

  「白い歯」
  「冷静沈着」
  「紅一点(ボーイッシュ)」
  「紅二点目(可愛い)」
  「ハカセ」

って感じ?「紅一点(ボーイッシュ)」「紅二点目(可愛い)」は「ショートカット」「パンチラ」に置き換えても良いかも。チョトエロいか。話戻しましょうね、スマソ。


⑦南総里見八犬伝(作者も認めていますが④水滸伝の翻案です)
馬琴先生、108人は多いと思ったんでしょう、人数が8人に減っていて「集まる」までが主題の話になっています。本家水滸伝もある程度「集まる重視」なんですが、八犬伝は集まってからの付け足し感がスゴい。勿論、付け足し部分だってエピソードは結構面白いんですが、前半の「集合」までがあまりにも面白くて盛り上がるので、ギャップを感じてしまいます。

そう、コレが本題なんです。文庫本で全10巻(27~28センチ級)最近読み終わりましてね。出版当時と同じく、殆どの漢字にルビが振ってあって、たまに出て来る漢詩の部分も、白文ではなく返り点と送り仮名が付いてますから、結構サクサクと読めました。「集まる」系好きのガキには優れた配慮と言えましょう。現代日本のTV・玩具複合体(一応子供向けなんで「複合体」は言い過ぎですか、軍産みたいに)ほどあざといキャラ付けはしてないんですが、話の端々で、或いは会議している場面なんかでキャラが現れています。あの、とっても有名な話なんで設定とかちゃんと書きませんからね、マニアの方々(絶ぇ~っ対沢山いると思う)炎上させないで。例えばですね、

・キャラのシンボルが「忠」の犬山道節ってメンバーは、一言で言うと「武士」なんです。主人の仇はいつまで経っても仇だし、規律違反はスグ斬ろうとするし、んで得意技は火遁の術(自分で封印しちゃいますけど)。

・キャラのシンボルが「智」の犬阪毛野ってメンバーは、一言で言うと「アタマ良い」系、「勉強出来る」んではなく(勉強出来る系もちゃんといるの)。壮大な仕掛けも作戦も自分だけが全部分かってて、全てを明かさずに飄々と仕切り、かつ「ヤベッ」て時にちゃんと手を打っています。

・キャラのシンボルが「悌」の犬田小文吾ってメンバーは、一言で言うと「良いヒト」で、家族や小さい子、可哀相な境遇の人に優しい。見た目からして大男で尋常ではない力持ちです。可哀相を装った悪者に騙されたりします。


何か「メンバー」って言うと、新聞(マスコミ全部そうなのかな?)で「議員」やら「選手」やら、果ては「容疑者」まで使って、それでも個人名に肩書きっぽいのを付ける事が難しかった、某グループのゴロちゃんみたいですな。

  またまた逸れちゃいました。スマソ。
  スマまで打って危うくPに指が行きそうになっちゃいました。


理由に言及したのは今回初めてかも知れませんが、何度か書いている通り、八犬伝好きなんです。某国営放送の人形劇も見てましたねぇ。元祖顔出し黒子の坂本九ちゃん、MCが絶妙だったですなぁ。辻村ジュサブロー先生の人形も大好きでした。玉梓(原作では処刑される時に呪いを掛ける悪女、TVでは実際に怨霊になって出てきます)メチャメチャ怖かったし。
人形劇は、この程読了した本編と同じ位(チョト超えるかな)好きです。水滸伝から数えると翻案の翻案ですが一番好き。

  これも度々書いてますが↓、元々オリジナルよりコピーの方が良いって事もあるよねぇ。
  http://collablo.blogspot.com/2008/06/blog-post.html

八犬伝は、薬師丸ひろ子/真田弘之で角川映画も作られましたが、これは鎌田敏夫先生の「新里見八犬伝」の映画化で。これなんか翻案の翻案の翻案の翻案(1コ多いか?いやそうか)です。映画としては???なところもあったんですが、名匠深作だし、どんなにヘボくてもところどころ良い。鎌田先生のが元々すっごくカッコ良いんです、伝奇モノテイストが強くなっていて。映画版では、人形劇で激怖だった玉梓役が大好きな夏木マリさんだったんで、これまた喜んで見に行きました。エロかったよぉ。


分量のある仕事(単に読書ですがね)を終わった後の高揚感で、異常に長くなっちゃいました。エラそうで申し訳ないですが、人形劇の脚本を書かれていた石山透先生、グッジョブ!!!

2010年6月28日月曜日

わからない数を□とする  by TFK

時々登場しております「ツツクサ」息子は大変な怠け者なので、お友達の様に塾には行っておりません。自分の小学生時代を思い出すだに「塾なんて行く必要無ぇ!」とか思っちゃいますが、息子の他はクラス全員行ってるって聞くとねぇ。実際には塾ではなく通信教育型の子もいる様で(両方ってのも数多くいるらしい・・・)、何もやっていないのはヤツだけなんだって。何事にも鈍いTFKでもチョト焦る。通信教育型のは話聞いてみると、これがまた送付頻度が多くて結構大変そうなんです。やってて楽しいのか?

 例によって「大体『ツツクサ』ってあんだよ!?」って方にはコチラ↓。
 http://collablo.blogspot.com/2010/05/by-tfk.html
 先月のスベり気味、いや、もとい、スベり込み記事でしたね。

で、そのツツクサ息子は、宿題や自発的に買った問題集(そう書くと聞こえは良いですが、親から押し付けられた、しかもレベル的には「ドリル」ですけどね)の算数の問題を解く時に、「わからない数を□とする」が良く解っていない様子。TFKもたまに教えているんですが、小学校の問題って(特に「ドリル」クラスのヤツは)、中学で出て来るx、y、z、a、b、c、とか使うまでもなく、問題に書いてある事を逆向きに計算して行くと出来ちゃうんですよねぇ。まぁ中学の問題だって習い始めの例題はそんな感じですが。

そこで難しくなるのが、それまでその存在を今まで聞いた事もないヤツに、

 「今は3とか判ってないんだけど、とにかく数字で『ある数』とでも言う、云々」

の概念を説明し、次に、更なる難関として

 「その判ってない『ある数』ってヤツを『□』って書くとすると・・・」

を解ってもらわなきゃいけない事。


  これ、つらいですよぉ。


頭の回転の速い「利発な」子だったら、説明そのものは解る様な解らん様なだけど、こうやれば良いんでしょ、ってやって呉れるんでしょうね。そんな子は薄々「何か腑に落ちねぇんだよなぁ」って思いながらも何問か解いてみて、少し時間が経ってから脳内に標準型が出来たところで再言語化してるんでしょう。

 小学生「腑に落ちねぇ」って言わないか。


ツツクサ息子は、父親の子供時代同様ガキなので、こんな場合、まず「何で?」です。そう、彼等(小学生)にとって、正体の判らない数を求めるのが「式」であり、それを計算した結果が「答え」なんですよ。だから素直に逆の計算をしてるんだと。

「○○個買って△△個あげて××個もらったら今100個ですと。だったら最初に買ったのは、結果である100から××を引いて・・・」ってやって何が悪いか、ってなもんですよ。口(シカクぢゃないよ)の減らない息子(世間で言う反抗期なんだろうと思いますが「口(シカクぢゃないよ)が減らなくなって来た」ってのが正しいですか)は、とりあえず何を言っても、「なぁ~ん~でぇ~?!(”ん”が一番低い)」ですからね。

ポイントになるのは「理由」です。先日、割と奏功したのは、

 ①逆向きに計算すると却って面倒になる様なケースを考えて、
 ②要するに日本語表現が時系列ぢゃないので、な、解らんだろ、と。
 ③判らない数が2つあるけど、片方は計算の過程で自然に消える様な例題出して、
 ④意図的に「消す」のでない=知らないと出来ない、問題ぢゃない、よな、と。
 ⑤ここまで来てやっと、「とりあえず□(シカク)にしとくと楽だろ?」と。

こんな感じですか。本人、チョト解ってない感じもありますが・・・・。


息子の様なタイプに教える場合に、非常に手が掛かるのには閉口しますが、一方で、選択の余地なく(頭の回転の速い利発な子でもなんでもないのに)何問もやって、詳細不明なるも正解は出せる、みたいな知識の付け方しているお友達も、少なからず見受けられます。今、利発でなくったって、中学入る頃にゃ全員解るようになってるよ、ってTFKは思うんですがね。繰り返しになりますが、やってて楽しいのか?


楽しい至上主義(同時に、美味しい至上主義でもあり、キャンディーズ至上主義でもあり、オッパ(以下自粛))のTFKとしては、他人事ながら何か気に食わん感じですな。余計なお世話だけれども。今は「説明クドいよ、答えだけ教えろよ、ウザッ!!」みたいに思っているツツクサ息子よ、結果として飽きちゃって、手っ取り早く答えを知りたくなるのは良ぉ~く分かるんだけれども、最初の「何で」だけはイイぞ。グッジョブ。言い方ムカつくけど。

2010年6月3日木曜日

ツツジ復活!! by TFK

前回記事で、「天候の所為か、会社のツツジが一斉に咲かず、チョトずつ咲いては萎むため汚い」と書いちゃいましたが、真相は違いました!!!

会社のツツジは花の大きいタイプを小ぶりなのと2種類植えてあるんですが、一斉に咲くと言う本領発揮しなかった方は大きい方だけで、小さい方は、つい2、3日前に緑の葉の中にピンク色の蕾のドットが現れたと思ったら、いきなりほぼ満開です。そう、ツツジはこうでなくっちゃ。

やっぱり寒かったから小さい方は思慮深く咲くのを遅らせていただけで、大きい方は寒い中にも頑張って花を咲かせていた、って事でしょうか。頑張ったんだけれども力尽きてムラ咲きになり、結果、心ないTFKから「汚い」呼ばわりされちまった、って事なんですかね。


あっ違うな。花の大きい方はTFKと同じで、

  「何か日照時間的に春っぽくね?」
  「んじゃ、チョト寒ぃけど咲くべ」
  「ま、いんじゃね?咲いとこうぜ」

みたいなノリで、咲き始めたは良いけれども、

  「やぁべ!ゲロ寒ぃし!」
  「寒ぃ中で頑張んの、たりぃ~し」
  「でも、散ったら汚くね?褒めらんねぇよ」
  「だぁって、寒ぃし、散んのもしょうがなくなくね?」

みたいなノリでグダグダになっちゃったんぢゃないでしょうか。


何故、IQの低い若者言葉になっちゃってるんだ?俺。
それにしても「ゲロ」は古いか。


まとまりませんが、謂れのない非難を受けているツツジが不憫で(自分でやっといてワガママですな)、基本、月イチ更新のところを、つい書いちゃいました。

ツツジさん、グッジョブ & スマソ。

遊んで暮らす。by 日向

大変ご無沙汰しております。

私が日向です。

 TFKさんのお子さん、いいじゃないですか!

ツツクサ。

かわいいじゃないですか!

そのうち大きくなって、お母さんの質問に“あほくさ”なんて答えられたらかわいく

ない訳で、今のうちに存分にかわいがって頂きたいと思う次第であります。

 ところで、知り合いの子供が2歳半なのですが、これがまたかわいいのです。

っで、子供なので基本、いつも遊んでいます。

朝起きて遊んでいます。

ご飯の時もトミカ片手に遊んでいます。

保育園でも遊んでいます。

母親が迎えに行って、帰りの電車でも遊んでいます。

帰って来て、真っ先にトミカやらトーマスで遊びます。

お風呂でも遊んでいます。

風呂上がりに母親が頭を乾かしてあげてる時も遊んでいます。

そして母親に歌のリクエストをして、寝るまで遊んでいます。

もしかしたら、夢の中でも遊んでいます。

 遊びたい放題です。

1500円プラスしなくても放題付きです。

そんな様子を見て、おいらもず~っと遊んで暮らせたらどんなに楽しいかと考え

るのです。


 ところで以前から小咄によく登場する左甚五郎のことをもっと知りたいと思っ

ているのです。

っで、小学生の遠足で行った日光東照宮の眠り猫や京都の鯉山の鯉など甚五郎

が彫ったとされる作品を見て回りたいと思っています。

ただそれには、時間とお金がかかります。

一日10時間、仕事のために時間が使われ、生活のため或いは手に入れ易いもの

を買ってただ何となくお金を使ってしまいますが、人生をもっと楽しみたいです

\(^_^)/

じぃさんになってからではだめなのです。

今、まだじぃさんに比べたら若い今、いろいろ廻ってみたいのです。

それには時間とお金が必要です。


 ということで、おいらのブログ“おちブロ”から何か購入して

いただければ非常に助かります。

そうすれば、もっと面白いおちねた書きますよ~~(^_-)!

何卒よろしくお願いいたします。m(_ _)m

2010年5月26日水曜日

今年も薔薇薔薇という感じ by TFK

最初に断っときます。トシちゃんの話ぢゃないよ。言わんでも大丈夫か。

マンネリ気味で仕事に身が入らなかった頃と比べて、異動の結果、今結構忙しくしており、嬉しい悲鳴(儲かっている訳ではないので「中くらいなり」ですが)を上げつつ、2ヶ月近くも放置プレイになっちゃいました。読んで下さっている奇特な皆様、お久しぶりです。別にプレイぢゃねぇか。


今春は天候不順な時期がありましたが、その影響なんでしょうか、会社の入り口に植えてあるツツジが綺麗に咲かなかったですね。例年はGW中に満開になってとても綺麗なんですが(それはそれで見られないので不都合ですけどね、GW会社来ないし)、そもそもツツジの身上である「一斉に咲く」状態が失われ、植え込みの一部分づつ「咲いては萎れ」を繰り返していた訳です。

ツツジの萎れた花って結構汚いんだよねぇ。

TFKは思慮の浅いヤツなので、何でも「バーッ、ドバーッ、ガーッ、ドヒャーッ」ってのが好きなんです。オッパイも大きいのが好きだし、台風来るとワクワクするし。関係ねぇか。特に花なんかは「一斉に咲いてド派手に散る」感じが好きですねぇ。桜もそう。満開から2~3日くらい過ぎた強風の吹く日に、本数の沢山ある公園なんかに行って、視界を遮るくらいの花吹雪とか見たいです。想像するだけでガマン汁出そうです。

  お下品ですね、スマソ。


ツツジと言えば、先日嫁はんが嘆いていた事がありまして。

TFKの息子は本を読むのが嫌いな所為か、何しろものを知りません。普段は事ある毎に嫁はんから、

 「○○って何の事でしょう?」
 「これの名前は何でしょう?」
 「今ニュースで言っていた○○○○な事って何て言うでしょう?」

ってな教育ママクイズ出されて閉口している様ですが、その「ツツジ版」があったんだそうです。

 TV:「○○県○○市の△△公園ではツツジが見頃を迎えております・・・」
 嫁はん:「ねぇ、××(息子の名前です)、今映っているあの花の名前は?」
 息子:「・・・・」
 嫁:「んもぅ、知らないのぉ?ヒント!ツゥ・・・」
 息:「・・・・」
 嫁:「ツゥツゥ・・・」
 息:「・・・・」
 嫁:「それも知らないのぉ?しょうがないなぁ、ツゥツゥ・・・」
 息:「あっ判ったっ!!ツツクサ!!!」
 嫁&TFK:(爆)

いや、親としては笑ってちゃいかんのでしょうが、久しぶりに笑いましたねぇ。さすがの教育ママも怒る気が失せた様で、勉強を巡るいつものモメモードに入る事なくその場は過ぎました。って、本題はツツジでも桜でもないんですよ。


ここでやっと本題。

TFKの家には玄関を出たところに花壇があります。
この隣から駐車スペースの端っこにかけて金属製の簡単なゲートっぽいのを据えておりまして(狭い家なので「塀」に相当するものは殆ど無いんですよ)、このゲートと言うか枠みたいなのに、つる薔薇を絡ませています。ま、あまり熱心に剪定とかしないので、おセレブなご家庭の様に綺麗に(しかも均等に)枝の絡まったイングリッシュガーデンの入り口、ってのではなく、何か「モッサーッ」と薔薇の枝が乗っかった感じになっちゃってます。

そもそもウチ、脚立とか高枝切りバサミとか無いからあんな高い所の枝なんか切れねぇって。

そしてその結果、虚空に太目の枝が3・4本ほど横たわる(自重で横向きに寝てくるみたい)訳です。その横枝をベースに、クラーケンの来襲を目前にして冥界の王ハデスに救いを求めるアルゴス市民の両腕の如く、薔薇の蕾が複数付いた小枝が無数に突き出す訳です。

  えっ?たとえが判らん?

スミマセンねぇ、ギリシャ神話ファンで映画ファンで怪獣モノ好きなもんで、「タイタンの戦い」見たばっかりなんですよ。面白い映画なので皆さん是非、劇場でご覧下さい。ただぁ~あしっ、3Dの必要は無いかも。2Dで十分。

話が逸れちゃいましたね。この大量の薔薇の蕾にはオーソン=ウェルズもビックリですわ。これも映画ファンぢゃない方は判る訳ないですね。スマソ。「薔薇の蕾」ってオーソン=ウェルズ監督・主演の「市民ケーン」に出て来る物語の鍵を握るアイテムなんです。ネタバレになるといけませんので詳しくは書きませんけどね。この話、映画の解説によく書いてあるけれども、本当に「鍵を握」ってるか?TFKは個人的に「あっそれの事ぉ(語尾上げ)?」だったので、あんまり納得はしていないんですけれども・・・。


またまた横道に逸れちゃいました。横道と言えば、北海道選出の横路議員・・・、って止めましょうね。別に書きたい訳ぢゃねぇし。


もとい、この無数の蕾が花になった時に、「バーッ、ドバーッ、ガーッ、ドヒャーッ」っと、赤の強い濃いピンクの塊が門前に出現します。そしてますます自重で垂れ下がって来ます。そして数日後、ヴァージンロードの如くバラの花びらが撒かれた玄関先をシズシズと通ってTFKは会社に行く事となります。スミマセン、嘘吐きました。実際には「シズシズ」って程の距離はなくて「シ」或いは「sh」位でドアからゲート部分まで過ぎちゃいます。狭い家なんで。

ものの本やネットの世界で得られる情報によると、花のシーズン終わりに枝を切って選定してあげないとバラさんは却って疲れちゃって花を綺麗に咲かせられないんだそうで(オヤヂのくせに擬人化がメルヘンチックでキモいよね、スマソ)、だから毎年切ろうとはしてるんですよ。ただ、そもそも位置が高過ぎて届かないし(高枝切りバサミ無いですからね)、剪定に適した時期って、既に小さい若芽が沢山出てるんですよねぇ。

 何だか可哀相で切れんのよ。

そこへ持って来てTFK「ドバーッ」系のくせに欲張りなんで、四季咲きタイプを植えたんですね。ピンクの塊のメリハリはあるものの、結構いつも咲く様になってくれたので、「今OFF!ッシャァ切るぜ!」の決断が出来ん。最初の何年かは、6月頃にスッパリ咲かなくなりましたので切り易かったんですがね(出来なかったけど)。ヤンチャな子供の様な捉え方で、当分は「モッサーッ容認」で行こうかと思って諦めてます。


まぁ、ツツクサ息子もバラさんも、長ぁ~い目で見て下さい(by 小松政夫)ってとこですかね。いや、好きだったなぁ、このギャグも小松さんご本人も。それ以前から優れたコメディアンでいらっしゃいましたが、TFKは「みごろ!食べごろ!笑いごろ」での伊東四朗さんとのコントが最大のブレイクだと思っています。キャンディーズ可愛かったし。キャンディーズ関係無ぇか。


誠に僭越ではございますが、小松の親分さん、グッジョブ!

2010年4月7日水曜日

心機一転 by TFK

掲示板状態になって更新頻度が上がった事に慢心し、またもや久しぶりな感じになっちゃいました。読んで下さっている奇特な皆様、しばらくです。


しばらくと言えば、TFK地元のラーメン屋さんで「しばらく」と言う名前のお店があり、家も近いので相当通ったものでしたが、それが何と東京進出したらしいんですよ。情報はこれまた久しぶりに連絡取る事になった中学校の同級生の発信でした。発信者(と同時に集まろうとしていた同級生達)には結局対面出来ておりませんが、地元意識が強いと評される事の多い地域の出身であり、また嫁はんも同郷でこの店(支店の方ですが)を知っていることもあり、味を思い出して、とぉ~っても懐かしくなっちゃいました。過去の記憶通りの味ならとても美味しいので皆さん是非行ってみて下さい。そして感想をお聞かせ下さい。コメント書けないけど。

  http://ramendb.supleks.jp/shop/26165


話が逸れちゃいましたが、この4月から別の部署に移って仕事しております。
私事で恐縮ですが。いや、いいのかブログだから。

TFKと同時にその部の部長殿も交代されましたので、最終日に、普段ペーペーに渡しているのとはチョト派手さの違う(気がする)花束をもらっちゃいました。さすがに同時だと差をつけるのは気の毒だと思ったんでしょうかね。選んだ方(か、花屋さん)のセンスが良いんでしょう、色の取り合わせは絶妙で、持って帰ると嫁はん絶賛でしたね。

しかし新婚当時、TFKが誕生日に花束買って帰った時に「大体、あたしゃ枝切るとか花瓶用意するとか、面倒臭い事が大っ嫌いなんだから買って来んぢゃねぇ」ってな事をキレ気味に言ってたぢゃねぇか。この豹変ぶりはどうよ。


  ま、いいけど。可愛いから。


そう、これがTFKの元部署で学んだ最大のノウハウなんです。前にも書きましたが、女性の方は少々キモいオヤヂであっても「美人だ」と言われれば、それなりに嬉しいらしいと。

 「前にも書きましたが」が気になる方はコチラ↓
  http://collablo.blogspot.com/2009/01/by-tfk.html

 「月イチ程度しか書いてねぇくせに、使い回ししてんぢゃねぇ」って方はコチラ↓
  http://collablo.blogspot.com/2010/02/blog-post.html

 「下ネタ嫌いなんだよ」って方にはコチラ↓
  http://collablo.blogspot.com/2010/01/by-tfk.html

 「キャンディーズの話をしろよ」って方はコチラ↓
  http://collablo.blogspot.com/2008/05/by-tfk.html


  いないか、そんな人。



大変に脱線しました。スマソ。

んで、元部署はお姐ちゃんの多い部門だったので、彼女等が動いてくれないと仕事にならんと。

んで、んで、TFKは生まれてこの方「先天性モテない君」だったので、何も意識していない様な顔をして
 「髪型が云々」とか
 「口紅の色が云々」とか
 「ファッションが云々」とか、はたまたストレートに
 「可愛いね」とか、
死んでも言えないヤツであると。

んで、んで、んで、到達した結論が、

 「死ぬ程恥ずかしくても、必要なら我慢して言っとこう」
 「一時的に恥ずかしくても、死ぬ訳ぢゃねぇから言っとこう」
 「言うのが誰だろうと『可愛い』は嬉しいらしいから言っとこう」
 「嘘でも何でも良いから、とにかく全員に『可愛い』って言っとこう」

って事でした。おっと「嘘でも何でも良いから」は嘘です。TFK嘘吐けませんので、思ってないのに「可愛い」とは言いませんよ。

(トムとジェリーのトムの様に手で冷や汗を拭きつつ)チョト危なかったですが、口に出して「可愛い」って言う事によって、TFKの様なキモオタオヤヂの振った仕事でも、女性達はそれなりに「いい気分」になり、普通にやって下さる訳です。嫁はんに対しても同じ要領で、「ま、いいけど。可愛いから。」って事な訳です。


またまた話が逸れちゃいました。

TFKと一緒に異動となった元部長殿は、かなりの「歌舞伎顔」と言って良いと思うんです。勿論メーク後の。こう書くと文字だけでは想像出来なくなっちゃうかも知れませんが「いなかっぺ大将」に出て来るお金持ちの息子「西一(にしはじめ)」にもソックリなんです。白髪になっただけ。にしはじめ似だから90°ズラして「きた(仮称)さん」と呼びましょうか。

歌舞伎に「暫(しばらく)」って演目ありましたよね。TFKは以前に、きた(仮称)さんが縄の鉢巻締めて隈取して「暫ぁ~く!!」って大見得切っている似顔絵描いたことがあります(扮装が演目と合ってるかどうか知りませんからね、歌舞伎ファンの方々炎上させないで)。部内では結構好評だったんですが、勿論、本人には見せられず。で、きた(仮称)さん居なくなるし、自分もバックれる事だし、もう大丈夫だろうって思って本人向けの寄せ書きに描いたんですよ。

  何か元部署で遣り残した感が一つ無くなりました。

もう一人、本部長=もっと偉いヤツがいて、これまた○○の扮装になってるのがあるんですがね、これは本人の最終日まで取っといてやろう・・・・。



気を取り直しまして、ここでやあぁぁっっっと、本題。本題は「しばらく」でも「可愛い」でも「暫」でも「西一」でもなく、「嫁はんよ、もうちっと考えて行動してもらわねぇと困る事だってあるんだよっ!」って話なんです。さてその顛末は・・・・


元部署の最終日(3月31日です)の事。

内容は書きませんが、その朝TFKの嫁はんは誠に下らない事で非常に怒っておりました。怒るのも無理はないかと言うと全然そんな事はなく、嫁はんだから(可愛いから)いいけど「それを俺が聞いてどうなるよ!?」って感じです。内容は書きませんがね。

話を聞いた結果、結構ギリギリに家を出る事になり、当然、朝はウンコをする暇が無かったので○○○○駅でしたくなった訳です。乗り継ぎ時間内に行けるかと思って電車を降りてトイレに行きました。それが3箇所とも結構長い間塞がっていて、その内かなり厳しくなった(TFKの故郷では「険しくなった」と言いますね)ので、いっそ△△△△駅まで行こうと思いましたが、その時にはもう、階段を登る事が出来なくなっていたのです。

絶望感と共に水平移動で行ける他のトイレは無いか?と探し始めたところで、やっと1箇所のドアが空き、前任者の臭いの色濃く残る中、座った途端に「ブバビッ」と物凄い音がして大量に出ました。外側にも結構散りましたね。ホッとして尻(&床)を拭いてトイレを出たら、電車の発車ベルが鳴ったので、階段を駆け上がって飛び乗ったら、これがまた快速で□□□□駅まで行ってちゃって・・・。△△△△駅(=会社があるところです)は快速止まらないんですよねぇ。

折り返しの電車を待っている内に再度ウンコに行きたくなって、□□□□駅でもう一回行きました。この間に電車が行ってしまった様で、2回のウンコと電車の時間待ちで、会社にはかなり遅れて着きました。最終日なんで、片付けて、引越しして、挨拶して、机拭いて、定時で帰ろうと思ってたんですが、見事にハズしました。まぁどうせ片付かなかったから良いけど。


何か、本題だったのに全文の中で最も下らないパートになっちゃってますな。頑張れ俺。


とりあえず○○年間お世話になった元部署の「可愛い」皆様、花屋さん、○○○○駅の清掃の方、グッジョブ!!!!!!(感謝の気持ちでいつもより多めに!が付いております)

2010年3月9日火曜日

寝坊しました。by 日向

おはようございます。

掲題のため、10時30分頃出社します。

申し訳ございません。

ミーティングは弊職抜きで進めてください。

よろしくお願いいたします。

日向。

2010年3月4日木曜日

考え抜かれた言葉。 by ISGR

金太 まさか 様になる 豪快なダンスね
金太 魔導師 用も無く 大きくなる呪文
金太 町のトンネルを行ったり来たり
金太 待つは 三重の県庁所在地
金太 間合い を自らもぐり込んで確かめる

2010年2月25日木曜日

ウガンダ言葉。 by TFK

「ウガンダ」と言えば、

・古くは、食人大統領アミン(キワモノ映画がありましたよねぇ)
・或いは、「いそがしバンド」改め「ビジーフォー」のドラム担当、ウガンダ=トラさん(惜しい方を亡くしました)
・さもなければ、ベムが人間の姿から妖怪の姿(今風に言うとパワードフォームですな)に変身する時の掛け声

等と思い出します。年がバレますな。いいけど。

何か最近の更新頻度の改善には目を見張るものがあります。執筆陣も増えて、って言うか、書く人が増えるのは「ブログ」ぢゃなくて掲示板ですよね。ブログ→交換日記→掲示板の成長ぶり、後は呟くだけですか。他の執筆陣は判りませんが、基本、TFKは長く書く傾向にある為、呟き側に移行する事はないでしょうね(140字って少ないし)、日向さん。


何か、主題とか枠組みとか、変わっちゃいけない筈のものがスライドしながらも、一定の方向に突き進んで行く感じが、トマス=ピンチョン作「重力の虹」みたいで何かカッコ良い。勿論、品質は雲泥の差ですが。この辺はニセ物臭い感じの好きなTFKの面目躍如です。ま、TFKの場合、コピーがオリジナルを超える事は有り得ないのですがね。ん?どっかで聞いた様な・・・・。

2010年2月23日火曜日

ウカンダ言葉。 by ふみたか

 金太、納得し、ミャンマーを去る。
(キンタナ特使、ミャンマーを去る。)

国連のキンタナはスーチーに会えなかったので納得はしてないと思いますが、金太は納得してる、というパラドキシカルで時事的なソレが良いのではないか、と。
(^。^;)v

作った言葉。 by IGA

金太、魔法で裁く。

2010年2月19日金曜日

作った言葉。 by TFK

金太、まぁ、立ってないでそこへ座れ。

作った言葉。 by 日向

金太!マ痔!?

2010年2月17日水曜日

作った言葉。 by ふみたか

金太、松、神、二度とは戻らない夏。

2010年2月16日火曜日

作った言葉。 by 日向

金太、マスター・オブ・ジェダイになる。

2010年2月12日金曜日

作った言葉。 by TFK

金太、真鯛、好きなんですよねぇ。

2010年2月10日水曜日

作った言葉。 by 日向

金太、またたく間に成長する。

作った言葉。 by TFK

金太、松上隊員と行ってしまった・・・・・。

2010年2月8日月曜日

作った言葉。 by 日向

金太、マイケル顔になる。

懐かしい言葉。 by TFK

金太、負けが多い。

2010年2月5日金曜日

懐かしい言葉。 by 日向

金太、負けるな!

懐かしい言葉。 by TFK

金太、マスカット ナイフで切る。

2010年2月4日木曜日

懐かしい言葉。 by 日向

金太、マカオに着いた。

2010年1月19日火曜日

寮の思い出⑩ 夢の結末  by TFK

続きモノの10回目(最終回)です。


 一次会:  76,000円
 二次会:  65,000円
 三次会:  25,000円
 会場移動:  8,000円
 四次会: 252,000円

ボンクラ2人の「ひと晩」は、計426,000円で終わりました。二次会で記念にもらったはずの82年シャトー○○○○のラベルは、今でも何故か淡海(仮称)が持っています。いずれ返却させるつもりですが、さすが淡海(仮称)のヤツ腹黒いだけあって、

 「そもそも『奢る』って事はラベル代も込みだろう」

とか言って引き渡さないんですよ。これに対し、TFKはTFKで、

 「そもそも『飲み代』ってのは中身であってなぁ・・・」

などと言い、さながら中国と英国の様な関係となっております。そう言えば、ヤツめ、英国へ集中語学研修へ行ったとか聞いたけど、その時に、イギリス人から返さない理由でも教えてもらいやがったか。今度会ったら、「香港もマカオも返還される事だし、そろそろお前も租借地返還しろよ」って言ってやろうか、とか考えています。思えばヤツが行ったその研修も、業績不振で規模縮小になっちゃいましたねぇ(遠い目)。

いや、この文章は元は香港返還の頃に書いたものでして、ネタとして転載しましたので何かヘンな感じになっちゃってます。もの心ついた時にはもう、香港・マカオが中国の一部だった皆様、スマソ。両租借地共めでたく返還され、中英両国は現在とっても仲良しです。違うか。
ついでにマルビナスもアルゼンチンに返してやれよ。あっ、フォークランド諸島の方が判り易かったかな。


心と財布に若干、冷たい風が吹いたものの、TFKとしては、この後半年くらい酒の席での話題が出来(ポール=バンヤンの『デカい』話みたいなノリで聞いて下さる温かい方が多かったですねぇ)、苦労して面白い話をデッチ上げる必要性から一時的に開放された事を思うと、賭けもそんなに悪くなかったんぢゃないかな、なんて思ってます。

 やはり阿呆ですな。


下らない話(10回も!)にお付き合い頂いた皆様、有難う御座いました。

2010年1月18日月曜日

寮の思い出⑨ 決行! - 四次会 -  by TFK

続きモノの9回目です。4次会まで来ちゃいましたよ。


淡海(仮称)おススメのバーは、いや、良い店でしたねぇ、無駄に。

正気を失いつつ、カクテルの美味しさと店の雰囲気に感激したバカ二人は、よろめきつつ店を出ました。

 「良い店知ってるなぁ、淡海(仮称)」
 「彼女と来ると使えるぜ(いないけど)」
 「次は彼女と来るぜ(いないけど)」
 「これからどうする?」
 「もう酒は飲めねぇ」
 「だったらお姐ちゃんのいるところだぁ!」
 「良く解らんが、六本木だぁあ!!」
 「ッシャァアアァ、タクシーぃぃい!!!」

冷静な判断力を欠いたまま六本木に到着した我々は、勿論、お姐ちゃんがいようがいまいが六本木のお店なんか全然知らない我々は、フラフラと歩きつつ呼び込みの兄ちゃんが配る案内チラシに従って、ある店へと入っていったのでした。

 店名:水着&ランジェリーパブ 「ボディースペシャルⅡ」
 場所:不明なるも六本木(記憶なし)
 分類:不明なるも飲み屋(店名には一応「パブ」と・・・)
 躊躇:無ぁぁぁあああしっ!!!

席に案内されるとビキニのお姐ちゃんが来て、我々に聞きました。

 姐:「何を飲みますか?」
 淡:「バランタインを」
 T:「おっドンペリがあるぞ」
 淡:「良し、それも行こう!」
 T:「やはりピンクだな」
 姐:「喜んでぇええ!(嘘です)」

TFKは、勿論、淡海(仮称)も、飲んだのはその時が最初で最後でしたが、正確には「ドン=ペリニョン」、中でもピンク、即ち「ロゼ」が制御エンジニアの日当の如く、ひときわ高い。あっそうか、淡海(仮称)は業績絶好調の会社に転職してしまったから、今頃は、毎晩お店で「じゃ俺、ピンドンね」とか言ってるかも知れませんね。・・・ピンドン、言い方が実にお下品ですな。


お姐ちゃん2名と共に4人で乾杯!当初「もう飲めねぇ」とか言っていた我々は、そのあまりの旨さに声をそろえて叫んでいたのでした。

  「もう1本!!!」

その後、ウイスキーを飲み(まだ飲んどる)、カラオケを歌い(多分)、お姐ちゃんのオッパイをツンツン等した(筈ですが覚えてません)後、夜も明けて来た為「ひと晩」の約束も終わりに近付いたと判断した我々は、長く楽しいかったツアーを終える事にしました。


  例により、「スミマセン、お勘定」 -中略- 「要りません」


汚い話で誠に恐縮ですが、最後の力を振り絞って支払いを終えたTFKは力尽き、店のトイレで吐いてしまったのでした。それを見た淡海(仮称)は悲しそうな目をしてこう言いました。

  「おまえ、出すかぁ!?」

仕方無いぢゃん、3次会の辺りでとっくに限界だったんだから。


そして帰寮。電車はもう動いている時間だったんですが、淡海(仮称)はTFKの方を見ずに、家路を急ぐホステスのお姐ちゃん方と、若干モヤに霞んだ大通りの向こう側を、背景の様に眺めながら、ポツリと言いました。

 「帰りのタクシー代は私が出させて頂きます。」

いやぁ飲みましたねぇ。これで終に夢の様な「ひと晩」が終わっちゃいました。後は結末の1回を残すのみです。


本日はコレまでっ!明日をお楽しみにぃ~(by 元祖顔出し黒子=坂本九@新八犬伝)。

2010年1月17日日曜日

寮の思い出⑧ 決行! - 三次会 -  by TFK

続きモノの8回目(飲み始めて3回目)です。


淡海(仮称)は正しかった。青山のバーは雰囲気のとぉ~っても良い店でした。無駄に。

まずはお祝い(何の?)でシャンパンを1本開けました。
ご存知の方も多いと思いますが、当時からTFKイチ押しの「ヴーヴ=クリコ」。自暴自棄時代には△△寮生御用達の「酒の××(ディスカウントショップです)」へ行く度に戸棚にあるだけ買って帰ったものでした。空前の円高だったし。

次にカクテルを注文。
淡海(仮称)は往時の我が社を思わせるモスクワの味、モスコミュール。
TFKはアースクエイク。別名「アブジンスキー」と言って、これまた往時の我が社を思わせるソ連風の名前ですが、レシピはとても簡単で「アブサンを1/2、ジンを1/4、ウイスキーを1/4で目出度く100%」です。名前は「アブ」と「ジン」と「スキー」ってな訳なので、別にスラブ野郎との関係は無さそうです。
これが度数に比して大変飲み易いんですが、本名(地震ですな)の通りズシンと来ます。バレバレのスクリュードライバー(いちいち古いねぇ)より使えるかも。使う相手もおりませんがね(これを書いたのはずいぶん前ですから、正確には「おりませんでしたがね」ですけれども、今だっておりませんがね)。

更にカクテルを2・3杯づつ飲んだ様な気がしつつ、店を出ました。


地獄のカン違い飲酒ツアーはまだまだ続きます。

本日はコレまでっ!また明日(坂本九ちゃんが「あした」ぢゃなくて「みょうにちっ」って言ってましたよねぇ)。

2010年1月16日土曜日

寮の思い出⑦ 決行! - 二次会 -  by TFK

続きモノの7回目です。

薄暗い店には黒のタートルネックを着たオカマっぽい店主が待っていました。本命のワインが程よく香りを開くまで、時間の掛からない別のワインを注文。

 ンまい!!

そして本命へ。店主の薀蓄に従い、チーズのかけらを喰い散らかしながらグジュグジュズビズビ飲みました。もう「♪目っか~らウッロコっが5万枚っ!」ですよ。スミマセンねぇ、クレージーキャッツのファンなんです。
更に調子に乗ったオカマ店主の薦めによってもう1本。オカマ店主曰く「こんなのも面白いですよ」だって。後から考えると「歯が浮く」どころか「歯ぐきが腐って歯が落ちそう」な感じですが、そこはそれ、もう美味しくて舞い上がっちゃってますからね、ツッ込まずスルーして。んで、この「面白い」1本もまた超絶!!!

本命ワインのラベルを剥がして記念にもらい、店を出ました。

 「いやぁ、たくさん飲んだなぁ」
 「あの82年、美味かったなぁ」
 「淡海(仮称)お前、静かな雰囲気の良いところを知らんか」
 「よし、俺が青山に良いバーを知っている、そこに行こうぜ」
 「よし、そこだぁ、行くぞぉ、待ってろぉ~、青山ぁあああ」
 「ここからなら歩いて行けるぜ」
 「ウッシャアァァアアアッ!!」

賢明なる読者の皆様は、この辺りでバカ2人が酔いと満足感と高揚感で正気を失いつつある事に気づかれるでしょう。こんな企画で、男2人で青山のバーに行ってどうする?しかも徒歩で。


三次会の場所は、またもや二次会終了後4分間の内に決まり、バカツアーはドライブ感を増しつつ続きます。。。


本日はコレまでっ!次回をお楽しみにぃ~(by 元祖顔出し黒子=坂本九@新八犬伝 in 某国営放送)。

2010年1月15日金曜日

寮の思い出⑥ 決行! - 一次会 -  by TFK

続きモノの6回目です。

残業地獄に加えて賭けにも負け、更に自暴自棄になったTFKは、淡海(仮称)と賭けの精算飲み会を実行する計画を立てる事にしました。

 「まず『ひと晩』って事は晩メシから始め朝まで、って事だな」
 「うむ、晩メシ会場までの電車代は『奢り』対象外になるよな」
 「こんな機会も滅多に無いから、料亭かなんかから入っとくか」
 「よし、TFKは『銘酒・旅・料亭事典』ってのを持ってるゾ」
 「ワインの飲める店を当日△△駅の本屋で探してサァ・・・・」

2人の阿呆は綿密に計画を練り、かくして決行の日は、クリスマスイブに程近い12月22日(土)となったのでした。


最初の店(夕食でチョト一杯)は、E電新橋駅の近く、当時で既に創業80余年の和食の老舗「浜作」でした。
お造りをスターターに瓶ビールで軽く乾杯。続けて日本酒を飲みつつ、フグ(煮凝りやら唐揚やら刺身やら・・・)、名物「カレイの煮おろし」、更にはオコゼ(煮付けと刺身!)、炊き合わせにてんぷら・・・・。いや、美味しかったですねぇ。決して蟹を食べた訳ぢゃないんですが、淡海(仮称)はカレイを食べている間、本っ当にひと言もしゃべりませんでした。

食事も終わり、支払う時はTFKの出番です。

 「スミマセン、お勘定」
 「カードになさいますか」
  ←金の無い若造に見えたんでしょうねぇ、「現金ですか、それとも」とは言われませんでした。

 「現金で」
 「領収書のお名前は」
  ←金の無い若造に見えたんでしょうねぇ、「領収書は要りますか」とは言われませんでした。

 「要りません」

とりあえず「要りません」の時は、結構気持ち良かったですよ。


店を出た我々は、○○駅で買ったワイン情報本(代金は淡海持ち、飲み始める前だから)を使い、「○○年シャトー△△を用意している」と言うキーワードに従って本に載っている店に片っ端から電話を掛け始めました。

4件目でヒット!!!

 「92年ありますか(流石に怖くて78年とは言えませんでしたねぇ)」
 「いいえ、でも82年ならあります」
 「スグ行きますっ」
 「銀座からなら30分くらいですか、抜いておきますね」
 「よし、渋谷か、銀座線へ走れえぇぇえええ」

こうして二次会の場所は一次会終了後7分間の内に決まっていたのでした。


本日はコレまでっ!次回をお楽しみにぃ~(by 元祖顔出し黒子=坂本九@新八犬伝 ←今ちょうど原作の方を読んでるところですが、面白いですよぉ~、長いけど=第十巻まで)。

2010年1月11日月曜日

寮の思い出⑤ 無念の散髪  by TFK

続きモノの5回目です。

それでもTFKは直ぐには髪を切りませんでした。多大なる腐れ仕事に(言葉が汚いねぇ、文集に書いた当時は相当怒ってた様ですな)時間を取られ、床屋でだろうが104号室でだろうが、切る事は出来なかったからです。事実「○○○会」にはコンビニで売っている安っぽい匂いのスーパーハードジェルを半分程費やし、何とか象のウンコを牛レベルに押さえ込んで参加したんですよ。ギャング風の写真が今でも残ってます。

話がそれちゃいますが「写真」って打ったら「捨身」って変換されて、チョト自分で笑ってしまひました。何か状況そのまんまですがな。


話を戻しましょう。

しかしアイヒマンの如き人事部は、和を乱す不逞の輩に対する追撃の手を緩めようとはしませんでした。

その後数回の「呼び出し&恫喝」を経て、終にTFKは勝利を目前にして髪を切ってしまったのでした。104ではなく風呂場でしたねぇ、フーッ(遠い眼差しで煙草の灰を落としながら)。時に平成○○年11月22日、嗚呼、痛恨の人事異動(繰り返し)。


賭け、負けちゃいました。次回はいよいよ精算の飲み会です。本日はコレまでっ!次回をお楽しみにぃ~(by 元祖顔出し黒子=坂本九@新八犬伝 → 年がバレますな)。

2010年1月8日金曜日

寮の思い出④ あぁ痛恨の人事異動  by TFK

続きモノの4回目です。

TFKの友人の多くは「一方的に不利な賭けだ」と言っていました。「やっぱり、淡海(仮称)は腹黒いな!」とも。
しかしTFKとしては勝算があったんです。だって職場はオフィス勤務にしてサイト=工事現場(海外並み)なんですよ。ネクタイ締めてなかろうが、長髪だろうが、髭だろうが、刺青だろうが、何でもアリだぁ~っ!!

しかし程なくして衝撃の通達がTFKを襲いました。


 「人事部へ行って呉れないか」


嗚呼「人事部」、その四角い響き。某部長殿の四角い鬼瓦顔が目に浮かぶ・・・・・。その「四角い」ぢゃねぇって。


賭け成立以前に1ヶ月、プラス衝撃の通達までに1ヵ月半、髪は既に2ヶ月半分伸びてちゃってました。そして人事部員としての仕事をしながら約9ヶ月が経った或る日、日ごろ外部と接する事の少ない人事部には珍しい、他社との情報交換会(定例会だったらしいですが)に参加する事になりました。

TFKの正体知って読んでおられるご貴兄は、既にご承知の事とは存じますが、TFKの髪には陰毛の如き天然パーマが掛かっており、加えてかなり硬い剛毛と来ております。

賭けの前から通算してほぼ1年間近く伸ばし続けたTFKの頭は、「巨大な象に頭上からウンコ(ゆる目)をされた」かの様なシルエットとなり、更には、日本人のそれも会社員の立場としては、その当時かなり珍しい部類だったであろう、「サッカー選手の様な外カールの襟足」となってしまっていました。

そして情報交換会を数日後に控えた或る日、TFKは上司から別室へと呼ばれ、遂に畏れていた指令を受けたのでした。


 「○○○会までに髪を切って来い」


事態は風雲急を告げておりますが(そんな大したモンぢゃねぇか)、本日はコレまでっ!次回をお楽しみにぃ~(by 元祖顔出し黒子=坂本九@新八犬伝)。

2010年1月7日木曜日

寮の思い出③ 華麗なる賭け -独身の驕り-  by TFK

新人研修が終わり、TFKの様な阿呆でもめでたく配属となりました。

社内で「4F経理サイト」と呼ばれた(工事現場扱いですな)その部署にも慣れ/疲れて来た頃、特に高給ぢゃなかったんですが、TFKは使う暇が無い為に金が溜まってしまうと言う「残業成金」になっておりました。加えて殺人的な忙しさに自暴自棄となっていましたので、深夜、寮に帰った時に、同じく深夜残業の挙句に戻ってきた同期の友人とある賭けをしました。

因みに、この友人は木村進さん(二代目博多淡海ですね)に若干似ており、見た目は結構カッコ良いんですが、腹黒いんですよ、こいつ・・・・・。仮に淡海(仮称)君と呼びましょうか。


チョト逸れちゃいましたが続けます。深夜の食堂で2人で食事を摂りつつ話をし、その結果「賭け」が成立した訳ですが、キッカケは淡海(仮称)のひと言からでした。

 淡海仮:「TFK、最近髪伸びてるなぁ」
 TFK:「しばらく切ってなくてな」
 淡:「それは『切りに行ってなくて』ぢゃなくてだな」
 T:「もういっそ伸ばし続けてやろうかと思ってるんだが」
 淡:「背中まで位?ワンレンにするか(古っ)?」
 T:「そうだなぁ、1年位かなぁ」
 淡:「ホントに出来るか!?」
 T:「大丈夫だろう」
 淡:「賭けるか?」
 T:「いいぜ」

バカですねぇ。実際の賭けの内容は次の通りでした。

・TFKが1年間髪を伸ばし続ける事が出来たら、TFKと淡海(仮称)で飲みに行き、ひと晩の飲み代は淡海(仮称)持ち。
・1年経過より前に髪を切ったら、その時点で飲み会決行、ひと晩の全飲み代はTFKがオゴる。


かくして賭けが成立しました。


本日はコレまでっ!次回をお楽しみにぃ~(by 元祖顔出し黒子=坂本九@新八犬伝)。

2010年1月6日水曜日

寮の思い出② バーバー104 by TFK

TFKが入社後の新人研修を受けていた頃、それも初期のOA機器操作の研修の頃に、講師の方(そんなに我々と年齢の変わらないお綺麗な女性でした)が、TFKの同僚=同期入社のペーペーに話しかけたそうです。曰く、

 「TFKさんってどこで髪を切ってるんですか?」

当時のTFKは赤貧を洗うが如き貧乏学生生活の呪縛から逃れられず、自分で散髪していました。横の方から切り始め、左右交互にハサミを入れて長さが同じになったら止める、という切り方でしたね。最悪の場合を想定してなるべく上と前を残して切ると、結果として髪型はドルフ=ラングレンと若き日の三橋達也の中間の様な感じになる事が多かったですな。言葉を変えると「幅広のモヒカンを撫で付けた」って感じ。そりゃ講師殿も聞いてみたくなりますわな。まだ学生気分なんだろうけど、一応、社会人なのにって。


欲しい情報が得られなかったんでしょう、講師殿は同僚を伴って近づいて来ました。同僚が代わって聞きます。

 「TFKはどこの床屋で髪を切ってるのか、○○さんが聞きたいんだって。」
 「あ、104号室です」
 「代わった名前ですね。△△寮の近くにあるんですか?」
 「いえ、中です。C棟の1階で・・・・」
 「△△寮って中に床屋さんまであるんですか!?」
 「いえ、私の部屋です」
 「えっ、自分で切るんですか!?」

TFKのとても下らない話にお付き合い頂いている、従ってそれだけで間違いなく善良と言って良い読者の皆様には、ある程度の時代もお分かりでしょうが、そうでない方々にはチンプンカンプンでしょう。しかし続けて書きます。先に謝っときますね、スマソ。

あの当時で「ドルフ=ラングレンと若き日の三橋達也の中間の様な感じ」の髪型も珍しかろうとは思いますが、床屋でわざわざそう注文するヤツも珍しいとは考えなかったんでしょうかね。

当時のTFKの髪型を評して、△△寮の大先輩にして、盗難車の如きダットサンを駆るシステムの神様(OA機器操作研修の親分なワケです)、H先輩はこう言い放ったと後から聞きました。報告を聞いての発言か否かは不明ですが。


   「あいつは客の前には出せねぇな。」


今回はココまでです。次回をお楽しみに。