2008年5月5日月曜日

深読みキャンディーズ⑰微笑みがえし by TFK

曲から深読みするキャンディーズです。シングル曲のリリース順です。

17曲目:微笑みがえし

実際の別れです。象徴的に「春一番が」で始まります。春一番と言えば、学生時代の純粋な恋愛からひと区切り付いた後のスタート時点ですね。今までのオタオヤヂ妄想に従うなら、そのときからの一人だけの彼。哀愁のシンフォニー(=冬でしょう)の時から同棲始めて4ヶ月あまり。「お引っ越しのお祝い返しも済まないうちにまたですね」なんで1年4ヶ月ぢゃないな。別れるキッカケは、わなの時に気持ちを疑い始めた僅かなすれ違いだっただけに、好きで別れる心情に溢れてます。
いやぁ、以前のTFKには「好きで別れる」は判らなかったですね。彼女はこの段階になってやっと、彼も好きで居てくれたんだって事が判ったと。それを「タンスの陰で心細げに迷子になったハートのエースが出てきましたよ」が過不足なく語っています。阿木燿子グッジョブ。
「何年たっても年下の人」は、曲としての年下の男の子ぢゃなくて、偶然この彼氏が年下って事ですね。曲のギミックとしては良いんですが、意味までシンクロし切ってない感じです。逆に「やさしい悪魔と住みなれた部屋」は彼=やさしい悪魔も一致してます。

実際の解散劇と、悲しいではなく寂しい歌詞とマッチした曲調、春先のスタート感(この場合再スタートか)とが全部合わさった感じは、いつ聞いてもキュンっとなっちゃいます。ん~キモオタオヤヂだな。脳内では、何だか、ラン・スー・ミキちゃん外見の、勿論歌手でない普通の女性が、歌詞の通りの人生(事象は恋愛に限られてますが逆にそこが良いのかも)を送っていて、妄想中のその女性と自分自身が時間の経過をリアルに辿っている様な世界が展開されています。今までの曲名が全部入ってて・・・のギミックだけでなく、人気の本質(TFKが妄想しているだけですが)を表した最後の曲としてピッタリです。

繰り返しときましょう。阿木燿子グッジョブ。

歌詞はコチラ↓
http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=4203
これでおしまいです。妄想にお付き合い頂きました方、有難うございました。

深読みキャンディーズ⑯わな by TFK

曲から深読みするキャンディーズです。シングル曲のリリース順です。

16曲目:わな

別れの場面です。ハッキリと言ってないですが、彼女の方が浮気したかの様な展開で、「スカートの裾ひるがえして帰ってくればいいさ」って言われてます。でも「花の名教えて」くれて「紅茶をいれて」くれて「タマネギむいても」くれるって言ってるんですよ。彼女がこの彼のことを。何で浮気せにゃならんの。しかも「あいつはしくじった」って。

リアルタイムでは年齢的にムリでだったですが、オッサンとなった後でもモテ暦皆無のTFKには、どういう事だか解りませんでした。最近やっと解って来たのは、真っ直ぐ/真面目系の女性で情の深いタイプで、しかも心情表現が下手だったりすると、彼や夫の気持ちを確かめる為に気持ちとは逆の酷い事を言う、エスカレートすると浮気する、なんて人が実際に居ると判ってからですね。
完全な浮気だったのか、食事と酒までだったのか判然としませんが、詳細を追及せず優しく許してくれる彼の、そのワタシに対するこだわりの無さ具合が、決定的に心が離れるキッカケになったって事ですよね。そうぢゃないんだけどなぁ、男って。え?最初から判ってた?俺だけ?まぁこの辺は「非モテ系」の恋愛経験値低いオタオヤヂですからご勘弁頂くとして、双方ともに「何で判ってくれないの」を繰り返した結果「あたしもしくじっ」てしまいます。妄想ファンとしては悲しいけどとてもリアル。

歌詞はコチラ↓
http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=5022
次は、17曲目:微笑みがえし です。最後です。お楽しみに。

深読みキャンディーズ⑮アン・ドゥ・トロワ by TFK

曲から深読みするキャンディーズです。シングル曲のリリース順です。

15曲目:アン・ドゥ・トロワ

1年弱のお付き合いの後に同棲始めたんでしょうか、それとも結婚を前提にって事の合意が出来たんでしょうか。親御さんに挨拶って実在のステップを経た感じぢゃないんですよね。自分の中のハードルをクリアしたイメージです。自分の中にあるスキスキ実績を具体的な手続き/手続きへのエネルギーへ変換する場面で、決心のチェックみたいな感じです。「人は誰でも一度だけすべてを燃やす夜が来る」ですからね。
今の彼とこの時初エッチってのもアリかも知れませんが、それはチョト現在のオヤヂ目線の希望入り過ぎ。勝手に4年制大卒と仮定すると24歳ですから、いくら30年前でもネ。まぁそのポイントに関しては置いといても、形の問題よりも心の問題を優先して整理する性格みたいなものが見えます。

真面目<真っ直ぐのイメージ。

彼の胸に左頬をくっつけて「今日からはあなたと二人」だけど「今がその時もう戻れない」ですから。いや別に絶対左でなくても良いんですがね。この場面は絶対スーちゃん。

歌詞はコチラ↓
http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=431
次は、16曲目:わな です。お楽しみに。

深読みキャンディーズ⑭暑中お見舞い申し上げます by TFK

曲から深読みするキャンディーズです。シングル曲のリリース順です。

14曲目:暑中お見舞い申し上げます

まだ全部終わってませんが、深読みって言いながら、歌詞をなぞって自分の妄想光景に無理に合わせてる感じですね。期待して読んだ方スマソ。
この曲は、衣装や振り付けを含めてエンターテインメント性/サービス精神/戦略が色濃く出ていて、今まで書いてきた、作られてはいるけれども実像が存在するかの様なリアル感・身近感・親近感からは若干遠い感じがします。歌詞の中で完結した内容は、ファン妄想に訴える内容でとても良いんです。だって実際に会ってないとは言え、ラン・スー・ミキちゃんの姿の自分の恋人が、海でビキニで女友達と遊んでいて、しかも心の中では「はやくあなたに会いたくて」ですぜ。も~タマラン。チョト取り乱しました。

今回は、実像への近さを探る心象ではなく、状況に関する考察です。最初は、まだ学生で帰省中に地元の友達と海に行った時の話と思ってたんですが、これまでの勝手な展開からすると、今の話=ハート泥棒の彼とどっちなんでしょうね?会社入った後の話だとすれば、皆で交代で夏休み取って二人の休みがズレた分の2週間会えない期間の話なのかも。違う会社だったら休み期間自体がズレていてもう少し長く合えないだろうし、彼が大学院生だったりすると、彼の方が北海道とか九州の実家に帰省する様な事もあるのかも。昔の話ってのは無理がありますかね。題名だけでなく本当に暑中見舞い書いてるかと思ったので、学生なのかと思ったんですが、それは私が筆不精なだけで社会人でも書きますよね。普通に。この場を借りて不義理をしている友達各位にお詫びです。

歌詞はコチラ↓
http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=2586
次は、15曲目:アン・ドゥ・トロワ です。お楽しみに。

深読みキャンディーズ⑬やさしい悪魔 by TFK

曲から深読みするキャンディーズです。シングル曲のリリース順です。

13曲目:やさしい悪魔

以前からの、「自分が惚れて始まったんだけど、でも何か違う」式の恋愛遍歴の過程とは、少し異なる感じで恋が進んでますね。イケメンなんで前よりウットリ感3割増しって感じ。情景にしても、「レースのカーテン」は本当に部屋にあるんでしょうが、耳で聞いて脳内に浮かぶイメージは、気温高め・湿度低め・バルコニー開けっ放し・ベッド天蓋付きイメージですもんね。何てったって「バラ色ぶどう酒に花びら浮かべば」ですよ。あなたに夢中の時代とは大きく変わって、夜に彼が訪ねて来る場面です。衣装のセクシーさも手伝って、これはこれで等身大(直接的なリアル妄想に歩み寄って呉れている感じ)で良いですよね。当時のTFKにはチョト早過ぎでしたけどね。

歌詞はコチラ↓
http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=4566
次は、14曲目:暑中お見舞い申し上げます です。お楽しみに。

深読みキャンディーズ⑫哀愁のシンフォニー by TFK

曲から深読みするキャンディーズです。シングル曲のリリース順です。

12曲目:哀愁のシンフォニー

ハート泥棒の「気になるあいつ」と交際始める直前ですね。夏が来たの彼なのかどうかは判りませんねぇ。今までの彼氏はカッコ良かったとも書いてないし、ハートのエースが出てこないの彼はイケメンっぽい感じがするけど、TFK的に、恋は成就しなかったと勝手に決めちゃってますからね。「気になるあいつ」は結構カッコ良いのかも知れん。話が発散しない様に独断で、ハート泥棒の「気になるあいつ」はハートのエースが出てこないの彼と外見が似ていて、夏が来たの彼と同一人物って事にしましょうか。
場面は交際初期でグループで会社の軽井沢にある保養所に旅行に行った、ってイメージ(霧とか言うとすぐコレですからね、引き出し少ねぇ~俺)。呑みながらの雑談の中で、それまで何となくだった双方の好意がチョト判っちゃった感じでしょうかね。二人で抜け出して、勿論、期待でドキドキだった訳ですけれども、そこそこのイケメンに結構ストレートに告白られて(しかも熱い&暑い感じ)・・・。彼は旅行中だけでなく、普段から表面的には同行グループ内の同僚女性にも軽口きいたりしていて、最初は断られたのではないかと。彼女も、彼の行動だけでなく、自分の気持ちの上での割り切れなさ=結構メロメロなのに「なんだか趣味じゃないけど」を引き摺ってる心境で。
そこでこの暑めのイケメン、奮起して再度口説きます。今度はストレートだけども不器用に。真っ直ぐな性格の惚れっぽい主人公は、歌の中ではまだ最終的な返事はしませんが、勿論Yesです。この頃の歌詞の表現は、若年想定のストレート過ぎ→ひと呼吸置いて日記や手紙に書く体裁になっています。真っ直ぐ度にズギュンと来たオタオヤヂとしては寂しい様な、内面の成長が良く判る様な、複雑な心境です。

歌詞はコチラ↓
http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=50
次は、13曲目:やさしい悪魔 です。お楽しみに。

深読みキャンディーズ⑪ハート泥棒 by TFK

曲から深読みするキャンディーズです。シングル曲のリリース順です。

11曲目:ハート泥棒

彼女のこれまでの行動は、比較的真っ直ぐな性格であるが故に、若干惚れっぽい面ありましたよね。全部オタオヤヂの妄想なんですけれども。それから、この曲時点では既に学校卒業してますね。真面目なだけに、会社に入ってからあまり恋愛を視野に入れずに走って来た感じがします。夏が近づき(この辺は夏が来たの非モテ男と同時進行みたいなイメージ)、ふと気付くと今まであまり好きになった事にないタイプ(一見冴えないって事なのかな、でも今までの彼氏がカッコ良かったかっつーと、一言もそんな事言ってないんですよね)が気になり出します。大人になったのに自分からってのがチョト癪に触るから「なんだか趣味じゃないけど」って強がってると見ると、可愛いくてリアル。
オフィス=ラブ(古っ!)は公然とは出来ないし、「ミスターX」で「シー」で「秘密なの」なんで、気軽に社内の女友達に実際に語っている訳ではなさそうです。脳内で会社の親友を相手に、今の気持ちを語って確認していると読みましたが。この間が2ヶ月位でしょうか、1番では強がっていられますが2番ではもうメロメロですね。

歌詞はコチラ↓
http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=41023
次は、12曲目:哀愁のシンフォニー です。お楽しみに。

深読みキャンディーズ⑩夏が来た by TFK

曲から深読みするキャンディーズです。シングル曲のリリース順です。

10曲目:夏が来た

深読み突入前に言っておきますと、TFKはこの曲が一番好きなんです。シングルでは唯一の男性目線の歌詞ですね。そこで考えてみました。コイツ誰でしょう。主人公(私の脳内ではミキちゃんの姿)の知り合いの中の誰かかな?その気にさせないでの時のオシャレな彼なのかも。彼女の方はまだ認識して呉れて無いけど、俺はいつも見てますってヤツかも知れませんね。字面にするとチョトキモい。
心象の言い回し(この曲も相手は自分自身ですね)から考えると、なかなか現代ではあり得ない感じのサワヤカ系です。今なら、いや当時でもチョト「ズレ目」の受け取られ方されかねない人ですね。ラケット持って、松○○造風。初夏の物理的サワヤカさにも後押しされて、何かイチイチ前向きなの。「君に電話かけるよ」のシミュレーションとして、何で電話したかって言うと・・・みたいな言い訳を堂々巡り的に考えている過程とも考えられますね。その線だと、表現技法は相当クサ目で???ですが、対カワイイ女性の場面でこんな行動様式になる事には結構共感出来ます。あっ、さてはコイツ、私と同じモテ暦皆無系だな。

歌詞はコチラ↓
http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=3391
次は、11曲目:ハート泥棒 です。お楽しみに。

2008年5月3日土曜日

深読みキャンディーズ⑨春一番 by TFK

曲から深読みするキャンディーズです。シングル曲のリリース順です。

9曲目:春一番

「内気なあいつ」の彼と別れちゃいました。年末で、卒業を目の前にして結構忙しいところに重なって、かなり落ち込み気味だったわ~、って感じですかね。
話はそれますが、場面設定が現在なら絶対「だったよ~/だったんだよ~」ですよね。何時ごろから若い女性の話し言葉で「だったわ~」が現実味を失ったんでしたかね。まぁ31年前ですから、まだ「だったわ」でOKでしょう。

スミマセン、話を戻しましょう。少し長めに落ち込み期があったけど、季節も春っぽくなり、やっと気持ちに整理がついたって歌詞ですね。見るもの全て落ち込み原因だったのが、雪解け/芽吹き/暖かさといった情報の中の前向きメッセージを受け取れる様な心理状態になって来たって感じ。ただし、別れたからと言って、その気にさせないで/ハートのエースが出てこない、で登場したオシャレな彼へ自然に移行したんではなさそうです。そう順調に「好きになった人が現れたから、ハイッ次」みたいな女性ではないと信じたい、妄想オヤヂとしては。
「彼を誘ってみませんか」って言っていますが、本心からそんな気持ちなんぢゃなくて、無理に自分を鼓舞していると思うのが自然な様な・・・。容色にチョト疲れを残していても普段は気丈に輝く笑顔の、こんな場面なら、我らがミキちゃんがピッタリですよね。途中からスレ読んでいる方へお断りです。ミキ派なんです。

歌詞はコチラ↓
http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=3711
次は、10曲目:夏が来た です。お楽しみに。

2008年5月2日金曜日

深読みキャンディーズ⑧ハートのエースが出てこない by TFK

曲から深読みするキャンディーズです。シングル曲のリリース順です。

8曲目:ハートのエースが出てこない

内気な彼は期待に反して、食事や酒、お茶、当時だとボウリングなんかをハシゴした挙句に、何もしないで(キスはしてますがね)帰っちゃった/帰されちゃったんでしょうか?それで「あいつの気持ちがわかるまでデートのチャンスはおあずけなのよ」なんですかね。
それとも、今までの彼とは異なるタイプの、女性との接し方に慣れていて、デートのエスコートなんかがカッコ良い、若干軽目の物言いをする都会的な男性から口説かれたんでしょうか?それで「気まぐれそれとも本気なの、決め手がないのよ注意信号」なんでしょうか?

順当に考えるなら、2番の「あいつにあったら今度こそ小さなキッスを奪われそうで」ですからね、もうキスしちゃってる「内気なあいつ」ではなく、今別の人から口説かれてるって方が自然です。でも「内気なあいつ」と別れちゃってる訳ではなさそうです、根拠無いけど。トランプの恋占いで「ハートのエースが出てこない」ってヤキモキしている位で、都会的な男性にはチョト惹かれてるんですよね。向こうも本気だったらアプローチに乗っちゃうんだけど、遊びだったらヤだし、と、字面にすると結構ズルい感じで悩んでます。それで決める事は絶対にないのにトランプで占っているところなんかメチャメチャ可愛いですけどね。

悩みのタネは今も昔も同じなんです(多分)。彼氏として「内気なあいつ」は決して悪くない。でも今までに近くに居なかった洗練型の彼はとても素敵で、気持ちはそちらにも行っている。内気や洗練の内容は時代で異なっているだけでね。大学3年か4年、専門学校の3年目かな、短大の2年だと今までの時間が短すぎますかね。好きの気持ちだけで走っていた頃から自分を大事にする行動が出て来ます。

歌詞はコチラ↓
http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=3577
次は、9曲目:春一番 です。お楽しみに。

深読みキャンディーズ⑦その気にさせないで by TFK

曲から深読みするキャンディーズです。シングル曲のリリース順です。

7曲目:その気にさせないで

場面の描写と気持の揺れ具合からして内気な彼ぢゃないよな、って思ってたんですよ。でも、積極的に彼が迫って来るんぢゃないんですよね。本来「内気」で「可愛い」かった彼がある日のデートで豹変し、その結果「初めての口付けは甘酸っぱい蜜の味」なんでしょうか?
いやいや、行動だけからすると彼は消極的なままで、彼女の方が内面でかなり揺れているイメージが当たりぢゃないですかね。そう「街の灯が帰り道通せんぼするの」は彼女の頭の中だけです。内面としての「内気」が好きの源泉だったのが「うるんだ瞳、柔らかい髪」と外見にスリ替わってますね。ここも以前は、人物が変わったって事だろうと思っていたんですが、好き度が増して、何もかもが良く見える段階って思った方が良いんでしょうネ。
一方で、煙草こそ吸わないものの、若干は酒も飲み、少し大人になった自分が、ストレートな「えぇ~エッチ迫られたらどうしよう、あたし絶対断れない」ではなく、「その気にさせないで」「街の灯が帰り道通せんぼするの」と、少しだけ言い訳っぽく気持ちを婉曲に表現しています。いや、可愛いねぇ。
余談ですがね、この男、多分気付いてないですよ、相手の好きレベルに。TFK自身がそうでしたから良く判ります。もっとも相手はラン・スー・ミキちゃんみたいな可愛い娘ぢゃありませんでしたがね。でもね、完全に手遅れ状態になるまで時間が経った後に友達から教えてもらった事ばかりなんです。みんなそん時言ってよぉ~。その結果モテ暦皆無ですよ。自分が知らなきゃ意味ないぢゃん、知らないところでモテてたって!

歌詞はコチラ↓
http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=2873
次は、8曲目:ハートのエースが出てこない です。お楽しみに。

深読みキャンディーズ⑥内気なあいつ by TFK

曲から深読みするキャンディーズです。シングル曲のリリース順です。

6曲目:内気なあいつ

年下の男の子と同じ彼でしょうか?歌詞は自身の脳内語りではなく、地元の女友達と夏休みの終わり(大学だったら試験後にポッと出現する秋口の休みかな)におしゃべりしてる感じですね。って事は、年下の彼は変わってないのかも。歌詞に出て来る「年下の男の子」は「淋しがり屋で生意気で憎らしいけど好き」なんですが、付き合って約半年、彼の方が大学生になってしっかりし始めたら、お姉さんの様に接していた彼女が急に同世代のオンナに思えて(本人としては別に変わったつもりは無いんでしょうが)、元々実年齢は1歳そこそこしか違わないんだし、急にモジモジし出したとも考えられます。いやいや「年下」は気の迷いで、チョト良いなと思っただけで付き合いの真似事レベルで自然消滅し、別の「内気な」彼と交際を始めたのかも知れませんね。
女性の方にとっては、「ねぇねぇ、今度の彼ちょっと内気なんだけどそこが良いのよ」ってな話を聞く機会があったら、「ウザッ」「イラッ」と思う事もあろうかと思いますが、このケース、男性が聞き役の当事者になるケースって極少なんですよ。そうすると、大抵また聞きなんで、一回フィルター掛かるんです。そうすると可愛いんですよね。そりゃぁ男でも直聞きだとやっぱり「イラッ」とすると思いますよ。でもね、キャンディーズ3人共「善い人」ぢゃないですか。そんな人の友達って、やっぱり聞いてあげたりするんぢゃないかって。配役的には話し手:スーちゃん、聞き手:ミキちゃん、遅れて喫茶店に入って来て紅茶を注文するもう一人の友人:ランちゃんって感じ。年下の男の子とは役が変わってますが/当人でない役まで振られちゃってますが、3人でキャァキャア言いながら話している場面はピッタリですね。
趣旨とは関係ないんですが、年下の男の子の二番煎じみたいな言われ方をする事もあるこの曲、そうですかねぇ?私ファンだから擁護する訳ではなく、引いて見た時の世界観が何となく共通ってだけで、主題は移っているし曲が激似って訳でもないと思います。似てる度競争ならサ○ン○ールス○ーズや松○谷○実の方がはるかに・・・。まぁまぁ抑えておきましょうか。

歌詞はコチラ↓
http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=39103
次は、7曲目:その気にさせないで です。お楽しみに。

深読みキャンディーズ⑤年下の男の子 by TFK

曲から深読みするキャンディーズです。シングル曲のリリース順です。

5曲目:年下の男の子(出世作ですね)

高校生の時から付き合った彼と別れ、年下を好きになります。年下と言っても、実年齢で1歳3ヶ月、学年は2コ下って程度ですね。あの頃の2年って結構大きい・・・。歌詞の通り相手がガキなもんだから、グループでも二人でも出かける事もあるし、体裁は完全にデートでも何か幼馴染みの遊びの延長みたいな空気があって・・・。そりゃぁ「私のこと好きかしら、はっきり聞かせて」て事にもなろうってぇもんでさぁ。なぜ江戸っ子?俺。
でもね、その年下の彼はベタ惚れだと思いますね。だってランちゃんがデートコースなんか全部仕切って、それでも楽しそうにしてる訳ですよ。目の前で。たとえ恋愛段階であっても夫婦生活の如き維持努力は有効である、という事実に気づかない、ってだけなんです。ガキだから。
趣旨とは関係ないんですが、イメージって強く残りますね。私、終始(今でも)ミキちゃん派だったんですが、何故かこの曲からの妄想場面での配役は、絶ぇ~っ対に、ランちゃん。皆さんもそうですか? どうでも良いですか。

歌詞はコチラ↓
http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=3271
次は、6曲目:内気なあいつ です。お楽しみに。

深読みキャンディーズ④なみだの季節 by TFK

曲から深読みするキャンディーズです。シングル曲のリリース順です。

4曲目:なみだの季節

別れちゃいます。いや、別れようとしてます。最近、何となく二人ともスレ違い感を抱いていて、秋深いある日、形だけのデートの最中に「あ~ぁ、高校生時分から付き合ってたけど、何か間違ってたのかなぁ」みたいな感じ。今度は洒落くり返った青山辺りを歩いているイメージですね。「前のようにともだちにもどりたくてももどれない」が、あなたに夢中と同じ彼である事を示しています。
モテ暦皆無のTFKには、実感ありませんが、付き合い長いとこんな気分になるモンなんですかねぇ。勿体無い。あなたに夢中の頃を思い出せぇえっ!!前置きのところで書きましたが、妄想中の外見はラン・スー・ミキちゃんの誰かな訳ですよ。だって可愛くねぇ!?いや、また取り乱しましたが、こんな事あるんですよね。人の話なら山程聞きましたから実体験は無くてもまぁ理解出来ますがね。

歌詞はコチラ↓
http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=41022
次は、5曲目:年下の男の子 です。大ブレイク作をお楽しみに。

深読みキャンディーズ③危い土曜日 by TFK

曲から深読みするキャンディーズです。シングル曲のリリース順です。

3曲目:危い土曜日

年齢は迷うところです。独断で決めちゃいますが、高校卒業後、専門学校か短大(もしかしたら4年制かな?)へ進んでいると思います。遠い場所ではなくて近県から東京か大阪といった大都市の学校に通っています。何か遠くから出て来てひとり暮らしって感じがしませんね。それで、でも高校時代から付き合っていた彼(あなたに夢中→そよ風のくちづけの彼と同じ人です)と地元でデートする訳です。東京の街ぢゃなさそう。
そして土曜日、気分も開放的になる夏!(いやぁオヤヂ臭ぇ~)、親には遅くなる許可取って午後遅めのスタートですよ。「おしゃべりもとぎれたら、つないだ手が熱いの」ってデート中の自分の頭に浮かんだ通りを別の自分が語っている臨場感です。チョト気取って帰宅後に、他人に読まれる事を意識して書いている日記なのかも知れませんが。もう今夜は最後まで行っちゃう覚悟は出来ていて「愛しているならやさしくしてぇ~」ですよ。ん~交際2年目、いいなあ畜生!チョト取り乱しましたが、結局エッチしなかったって線もあるかも。いまどきなら絶対にあり得ないですが、何しろ34年前地方都市ですからね。

歌詞はコチラ↓
http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=43121
次は、4曲目:涙の季節 です。お楽しみに。

深読みキャンディーズ②そよ風のくちづけ by TFK

曲から深読みするキャンディーズです。シングル曲のリリース順です。

2曲目:そよ風のくちづけ

片思いの相手とお付き合いを始めます。さすがに初恋って訳ではないんでしょうが、1曲目:あなたに夢中の彼と同じ人ですね。まだ学校から一緒に帰る程度です。この辺は歌詞ソノママです。そして土曜日(まだ学校は午前中授業があったんですよねぇ、半ドンですよ、ゆとり教育世代の方知らないよねぇ、スマソ)、別方向へ分かれる直前にキスされちゃいます。いや、何しろ片思いが成就して「何をしてもドッキドキ」状態ですからねぇ。「あれから夢ごこち」にもなりますわな。ね。とてもリアル(オヤヂ妄想基準で)。

歌詞はコチラ↓
http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=46225
次は、3曲目:危ない土曜日 です。お楽しみに。

キャンディーズて人気ありましたよねぇⅡ by TFK

曲から深読みするキャンディーズです。前記事からの続きです。シングル曲のリリース順ですが、この順番もYouTubeのおかげです。下らないオタオヤヂの妄想にも「事実という箔」を付ける事が出来ます。

キャンディーズ人気の理由の一つである「親近感」がどうやって醸成されて行ったかを考えた時に、バラエティー番組でのコントやファンサービスなど、様々な活動(実際、3人とも多才ですよねぇ)の成果もあると思うのですが、そこはやはり歌手ですから。歌っている楽曲のメロディーや歌詞からメッセージを受け取る比率が多いと思うんです。
想像上の女の子が居て、外見は自分が好きなラン・スー・ミキの誰か(人によっては顔と体の複合形だったり・・・いや失礼)で、その娘の恋愛に関する心象が曲を通して良く表現されている様に思えるんです。そう、とてもリアルに3人の実年齢の成長にも合わせて。当時のファン層は同年代から少し下が中心だったそうですからね。実世界で体験する恋愛に関する経験値の獲得と結構シンクロしてたんぢゃないかなぁ。
ってな訳で書きますが、アノ、曲名だけしか書きませんからね。曲名から歌詞を思い出せない方には全く訳分からんと思います。興味のある方はコチラ↓で歌詞と見比べてみて下さい。
http://www.uta-net.com/

1曲目:あなたに夢中
今なら中1~中2って感じでしょうが34年前ですからね。高校2年生で、おマセな訳でもなくオクテでもなくって感じの女の子が、片思いの気持ちを日記に書いている様なイメージをTFKは持っています。「貴方が好き、とっても好き」と特に文学的な表現をしようとしていない言葉遣いが、自分だけが読む「日記」イメージですね。夢見度からしてまだ告白ってないですね。実年齢17歳のアニメ声スーちゃんが唄うとピッタリです。

歌詞はコチラ↓
http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=299
次は、2曲目:そよ風のくちづけ です。お楽しみに。

キャンディーズて人気ありましたよねぇ by TFK

何度か書いてますがキャンディーズの大ファンだったんですよ。この間も解散30周年記念のフィルムコンサートあったそうですね。行きたかったでんすが断念しました、大人なんで。でも実際に行った方々は、もっと大人でもっと偉い人が多かったにも関わらず異様な盛り上がりだったそうですね。あ~羨ましい。思い切って行けば良かった。

ここで本題。何でこんなに人気あるんですかね、キャンディーズ。ネットの世界でもエラく盛り上がっとりますな。私の考える人気の秘密は、曲が良い事(歌詞とか字面だけだとストレート過ぎてクサい感じもあるくらいなんですけど、心の一番深い辺りに刺さるんですよねぇ)と、曲の表現する世界のリアルタイム度だと思います。
チョト別角度から見ると、ご本人達も言っておられますが「キャンディーズ」は3人とファンとスタッフ(作詞・作曲の先生方含む)作品の様なものだったんですね。私は小さかったので、純粋に「綺麗な唄を上手に歌うカワイイお姉さん」としか思ってませんでしたが。
オッサンとなってから考えると/聞きなおすと/見直すと、やはり、正確にラン・スー・ミキちゃんの本質がそのまま反映されたグループではなかった様です。周りの人(ファンも含んでネ)の語る人柄やエピソードから深読みすると、3人共とても真面目な方の様で、ファンは何を魅力に思っているか、売ろうとする会社が何を意図しているか、出演するTV番組は何を期待しているか、等々に可能な限り応えようとしていたみたいですね。自分達のオリジナリティーを打ち出して行く、といった姿勢の部分も含めて。
勿論、相手方が彼女等にとって真摯な接し方であったからこそ応えようとした、って部分も大きかったんでしょう。何より「真面目な良い人」だからこそ頑張って、疲れてしまって、伝説の解散へ繋がったんですよねぇ、きっと。この辺り、個人とイコール(素材ソノママ)ではないけれども、プロとしてのパフォーマンスの中にメンバー3人の内面が色濃く透けて見えると言う、反対の要素が両立してます。大したモンです。

何かまとまりませんが、只今オッサン化後、虚像としてのキャンディーズであるけれども、発表される曲の中では、実在の人物の様なリアルさに思えたんぢゃないかと感じたんです。当時のファンの主力だった、私よりも8~10歳くらい上のアニキ達には。
長くなりそうなので、シングル曲の背景なんかを独断で深読みしたヤツを、次の投稿で書きます。