続きモノの9回目です。4次会まで来ちゃいましたよ。
淡海(仮称)おススメのバーは、いや、良い店でしたねぇ、無駄に。
正気を失いつつ、カクテルの美味しさと店の雰囲気に感激したバカ二人は、よろめきつつ店を出ました。
「良い店知ってるなぁ、淡海(仮称)」
「彼女と来ると使えるぜ(いないけど)」
「次は彼女と来るぜ(いないけど)」
「これからどうする?」
「もう酒は飲めねぇ」
「だったらお姐ちゃんのいるところだぁ!」
「良く解らんが、六本木だぁあ!!」
「ッシャァアアァ、タクシーぃぃい!!!」
冷静な判断力を欠いたまま六本木に到着した我々は、勿論、お姐ちゃんがいようがいまいが六本木のお店なんか全然知らない我々は、フラフラと歩きつつ呼び込みの兄ちゃんが配る案内チラシに従って、ある店へと入っていったのでした。
店名:水着&ランジェリーパブ 「ボディースペシャルⅡ」
場所:不明なるも六本木(記憶なし)
分類:不明なるも飲み屋(店名には一応「パブ」と・・・)
躊躇:無ぁぁぁあああしっ!!!
席に案内されるとビキニのお姐ちゃんが来て、我々に聞きました。
姐:「何を飲みますか?」
淡:「バランタインを」
T:「おっドンペリがあるぞ」
淡:「良し、それも行こう!」
T:「やはりピンクだな」
姐:「喜んでぇええ!(嘘です)」
TFKは、勿論、淡海(仮称)も、飲んだのはその時が最初で最後でしたが、正確には「ドン=ペリニョン」、中でもピンク、即ち「ロゼ」が制御エンジニアの日当の如く、ひときわ高い。あっそうか、淡海(仮称)は業績絶好調の会社に転職してしまったから、今頃は、毎晩お店で「じゃ俺、ピンドンね」とか言ってるかも知れませんね。・・・ピンドン、言い方が実にお下品ですな。
お姐ちゃん2名と共に4人で乾杯!当初「もう飲めねぇ」とか言っていた我々は、そのあまりの旨さに声をそろえて叫んでいたのでした。
「もう1本!!!」
その後、ウイスキーを飲み(まだ飲んどる)、カラオケを歌い(多分)、お姐ちゃんのオッパイをツンツン等した(筈ですが覚えてません)後、夜も明けて来た為「ひと晩」の約束も終わりに近付いたと判断した我々は、長く楽しいかったツアーを終える事にしました。
例により、「スミマセン、お勘定」 -中略- 「要りません」
汚い話で誠に恐縮ですが、最後の力を振り絞って支払いを終えたTFKは力尽き、店のトイレで吐いてしまったのでした。それを見た淡海(仮称)は悲しそうな目をしてこう言いました。
「おまえ、出すかぁ!?」
仕方無いぢゃん、3次会の辺りでとっくに限界だったんだから。
そして帰寮。電車はもう動いている時間だったんですが、淡海(仮称)はTFKの方を見ずに、家路を急ぐホステスのお姐ちゃん方と、若干モヤに霞んだ大通りの向こう側を、背景の様に眺めながら、ポツリと言いました。
「帰りのタクシー代は私が出させて頂きます。」
いやぁ飲みましたねぇ。これで終に夢の様な「ひと晩」が終わっちゃいました。後は結末の1回を残すのみです。
本日はコレまでっ!明日をお楽しみにぃ~(by 元祖顔出し黒子=坂本九@新八犬伝)。
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