2010年1月6日水曜日

寮の思い出② バーバー104 by TFK

TFKが入社後の新人研修を受けていた頃、それも初期のOA機器操作の研修の頃に、講師の方(そんなに我々と年齢の変わらないお綺麗な女性でした)が、TFKの同僚=同期入社のペーペーに話しかけたそうです。曰く、

 「TFKさんってどこで髪を切ってるんですか?」

当時のTFKは赤貧を洗うが如き貧乏学生生活の呪縛から逃れられず、自分で散髪していました。横の方から切り始め、左右交互にハサミを入れて長さが同じになったら止める、という切り方でしたね。最悪の場合を想定してなるべく上と前を残して切ると、結果として髪型はドルフ=ラングレンと若き日の三橋達也の中間の様な感じになる事が多かったですな。言葉を変えると「幅広のモヒカンを撫で付けた」って感じ。そりゃ講師殿も聞いてみたくなりますわな。まだ学生気分なんだろうけど、一応、社会人なのにって。


欲しい情報が得られなかったんでしょう、講師殿は同僚を伴って近づいて来ました。同僚が代わって聞きます。

 「TFKはどこの床屋で髪を切ってるのか、○○さんが聞きたいんだって。」
 「あ、104号室です」
 「代わった名前ですね。△△寮の近くにあるんですか?」
 「いえ、中です。C棟の1階で・・・・」
 「△△寮って中に床屋さんまであるんですか!?」
 「いえ、私の部屋です」
 「えっ、自分で切るんですか!?」

TFKのとても下らない話にお付き合い頂いている、従ってそれだけで間違いなく善良と言って良い読者の皆様には、ある程度の時代もお分かりでしょうが、そうでない方々にはチンプンカンプンでしょう。しかし続けて書きます。先に謝っときますね、スマソ。

あの当時で「ドルフ=ラングレンと若き日の三橋達也の中間の様な感じ」の髪型も珍しかろうとは思いますが、床屋でわざわざそう注文するヤツも珍しいとは考えなかったんでしょうかね。

当時のTFKの髪型を評して、△△寮の大先輩にして、盗難車の如きダットサンを駆るシステムの神様(OA機器操作研修の親分なワケです)、H先輩はこう言い放ったと後から聞きました。報告を聞いての発言か否かは不明ですが。


   「あいつは客の前には出せねぇな。」


今回はココまでです。次回をお楽しみに。

2 件のコメント:

collablo さんのコメント...

盗難車の如きダットサン  by TFK

H先輩のダットサンは、シフトレバーの付け根のケースが稲妻型になっているレース仕様車だったんですが、鍵が壊れていたらしく、キーの代わりにマイナスドライバーが刺さったままになっていました。駐車している時に国家権力に見咎められた事も多かったんだろうなぁと思います。

collablo さんのコメント...

幅広のモヒカン by TFK
「モヒカン」ってネイティブアメリカンのモヒカン族が好んでしていた髪型なので、その名前が付いたんだそうです。サイボー部009に出てくるジェロニモ=005がそうですね。ただし、これが「幅広」で「撫で付けた」って事になると事態は変わってきます。日本が世界に誇る漫画文化の金字塔「AKIRA」に出て来る大佐って感じでしょうか。実物のTFKはあんなにマッチョぢゃないですが。