2010年6月28日月曜日

わからない数を□とする  by TFK

時々登場しております「ツツクサ」息子は大変な怠け者なので、お友達の様に塾には行っておりません。自分の小学生時代を思い出すだに「塾なんて行く必要無ぇ!」とか思っちゃいますが、息子の他はクラス全員行ってるって聞くとねぇ。実際には塾ではなく通信教育型の子もいる様で(両方ってのも数多くいるらしい・・・)、何もやっていないのはヤツだけなんだって。何事にも鈍いTFKでもチョト焦る。通信教育型のは話聞いてみると、これがまた送付頻度が多くて結構大変そうなんです。やってて楽しいのか?

 例によって「大体『ツツクサ』ってあんだよ!?」って方にはコチラ↓。
 http://collablo.blogspot.com/2010/05/by-tfk.html
 先月のスベり気味、いや、もとい、スベり込み記事でしたね。

で、そのツツクサ息子は、宿題や自発的に買った問題集(そう書くと聞こえは良いですが、親から押し付けられた、しかもレベル的には「ドリル」ですけどね)の算数の問題を解く時に、「わからない数を□とする」が良く解っていない様子。TFKもたまに教えているんですが、小学校の問題って(特に「ドリル」クラスのヤツは)、中学で出て来るx、y、z、a、b、c、とか使うまでもなく、問題に書いてある事を逆向きに計算して行くと出来ちゃうんですよねぇ。まぁ中学の問題だって習い始めの例題はそんな感じですが。

そこで難しくなるのが、それまでその存在を今まで聞いた事もないヤツに、

 「今は3とか判ってないんだけど、とにかく数字で『ある数』とでも言う、云々」

の概念を説明し、次に、更なる難関として

 「その判ってない『ある数』ってヤツを『□』って書くとすると・・・」

を解ってもらわなきゃいけない事。


  これ、つらいですよぉ。


頭の回転の速い「利発な」子だったら、説明そのものは解る様な解らん様なだけど、こうやれば良いんでしょ、ってやって呉れるんでしょうね。そんな子は薄々「何か腑に落ちねぇんだよなぁ」って思いながらも何問か解いてみて、少し時間が経ってから脳内に標準型が出来たところで再言語化してるんでしょう。

 小学生「腑に落ちねぇ」って言わないか。


ツツクサ息子は、父親の子供時代同様ガキなので、こんな場合、まず「何で?」です。そう、彼等(小学生)にとって、正体の判らない数を求めるのが「式」であり、それを計算した結果が「答え」なんですよ。だから素直に逆の計算をしてるんだと。

「○○個買って△△個あげて××個もらったら今100個ですと。だったら最初に買ったのは、結果である100から××を引いて・・・」ってやって何が悪いか、ってなもんですよ。口(シカクぢゃないよ)の減らない息子(世間で言う反抗期なんだろうと思いますが「口(シカクぢゃないよ)が減らなくなって来た」ってのが正しいですか)は、とりあえず何を言っても、「なぁ~ん~でぇ~?!(”ん”が一番低い)」ですからね。

ポイントになるのは「理由」です。先日、割と奏功したのは、

 ①逆向きに計算すると却って面倒になる様なケースを考えて、
 ②要するに日本語表現が時系列ぢゃないので、な、解らんだろ、と。
 ③判らない数が2つあるけど、片方は計算の過程で自然に消える様な例題出して、
 ④意図的に「消す」のでない=知らないと出来ない、問題ぢゃない、よな、と。
 ⑤ここまで来てやっと、「とりあえず□(シカク)にしとくと楽だろ?」と。

こんな感じですか。本人、チョト解ってない感じもありますが・・・・。


息子の様なタイプに教える場合に、非常に手が掛かるのには閉口しますが、一方で、選択の余地なく(頭の回転の速い利発な子でもなんでもないのに)何問もやって、詳細不明なるも正解は出せる、みたいな知識の付け方しているお友達も、少なからず見受けられます。今、利発でなくったって、中学入る頃にゃ全員解るようになってるよ、ってTFKは思うんですがね。繰り返しになりますが、やってて楽しいのか?


楽しい至上主義(同時に、美味しい至上主義でもあり、キャンディーズ至上主義でもあり、オッパ(以下自粛))のTFKとしては、他人事ながら何か気に食わん感じですな。余計なお世話だけれども。今は「説明クドいよ、答えだけ教えろよ、ウザッ!!」みたいに思っているツツクサ息子よ、結果として飽きちゃって、手っ取り早く答えを知りたくなるのは良ぉ~く分かるんだけれども、最初の「何で」だけはイイぞ。グッジョブ。言い方ムカつくけど。

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