2011年11月20日日曜日

文学の冒険シリーズ  by TFK

TFKはケチなので、画集を除けば本を買う時は文庫本派なんですが、唯一ハードカバーを買っているのは「国書刊行会」と言う、一見、右旋回の名前を持つ出版社の「文学の冒険」シリーズだけです。ちゃんと調べてませんが、出版ラインナップ見る限りでは右旋回していない模様。

このシリーズ、結構長く続いている(今も続々刊行中)んですが、シリーズ名の「冒険」に違わず、著者の本拠(出身地)に従って世界中を巡っている感じのセレクションです。スカスカ読めるタイプの作品が結構少なく、かなり骨のある/読むのに時間が掛かるものを選んで出しています。
では、元来ものぐさのTFKが何故続けて購入し。読み続けられているかと言うと、まず、第1回目の配本がスカスカ系(内容が無いって意味ぢゃないですよ)の「不在の騎士(イタロ=カルヴィーノ)」で、偶然手にとって2頁程立ち読みした瞬間に、金も無いのに買っちゃったからです。

 面白いのよ。

装丁から挿絵(あんまり無いけど)まで、何もかもイイ!!!ファンタジー好きで、外見がイタリア顔なんで、同郷の(違うよ!!!)作者を贔屓目に見ているのを差し引いても、とても面白いです。


コラブロ読者が居る、と勝手に不遜な前提を置いて言い切っちゃいますが、スジは読んでのお楽しみなので書きませんね。

元々、カルヴィーノ爵位シリーズの中の一つの様で、

 「木のぼり男爵」
 「まっぷたつの子爵」
 「不在の騎士」

なんかがあるみたいです。

あっ、先に言っときますが、本当に「爵位シリーズ」って名前かどうか知りませんからね。TFKが勝手に付けました。今調べたら↑の3作しかなかった。3冊まとめて「我々の祖先」って本になってる!結婚して会社の寮を出る時に保管場所の問題で泣く泣く手放した「男爵」と「子爵」を再度買おうかとズゥーッと思ってたけど、まとまった方を買うべきか・・・・。

勿論、今でも「サーの称号云々」って事を言いますので、現在でもある地域の方々にとっては爵位ってヤツが継続しているのかも知れませんが、3部作は勿論、昔の話。「時は中世、△△国の○○地方に××と言う騎士がおりました・・・」ってな感じ。

是非読んでみて下さい。宜しければ、日向さんのところにあるジェフのお店から↓

http://www.ochiblo.com/

最近、書評(って言う程大したモンぢゃないですけれども)が多いのは、読む時間が増えたからです。あっ、それと自分自身で思いつくネタが無くなって来たって事か!そうかも知れん。いや元々そうか!?


まぁいいや。別にウンチク王な訳ぢゃないし。勿論、ウンチ王でもないですけれども。

とは言え、家族3人の中では最も悪質な臭いのウンコをするのがTFKだそうです(嫁はん評)。屁に関しても家族内ランキングで堂々1位の臭さを誇っています(嫁はん&息子評)。ちっとも勉強しない息子曰く「キノコの臭いだぁ」との事。判る気もする。

キノコと言えば、松茸って日本人には「良い香り(永谷園のアレです)」で大体の方々には通じると思いますが、食べる習慣の無い人々にとっては「湿った靴下の臭い」なんだそうです。多分肉食の白い人々(=従って窒素分の多い排泄物なんでしょうな、臭いが高濃度になるのも解る・・・)が言ってるんでしょう。


 もとい(あまりにお下品ですか、スマソ)。


目からウロコのことばかり書く事は出来ませんけれども、役に立たん事はとりあえず書けた。最近、長い(しかも中身の無い)ヤツが続いてましたからね、今日のところはこの位にしといたらぁ(by池乃めだか@吉本新喜劇)。


偉そうですが、カルヴィーノ、グッジョブ!

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