2010年12月26日日曜日

二匹目の泥鰌は必ず二番煎じなのか?①  by TFK

何度も似た様な話ばかり書いていると思う方が多いんでしょうね、残念ながら。

「残念ながら」と言えば、何年か前に会社で結構高い買い物をした事がありまして、責任者っぽい事をやらされていた時の事です。しかし会社もよくTFKにやらせたなぁ、凄ぇ度胸だ。
買い物はシステム一式ってヤツだったんですがね、かなりの数の製品を調査し、勿論事前にダメなのは落とし、意思決定者(に近いヤツ)へのアピールポイントまで伝授して、と定石通りのステップを踏み、残った会社から見積もりも取って、「まぁ凸凹あるけど担当としてはどれに決まっても仕方ないかな」ってところまで何とか持って行きました。

んでエラいヤツ&ユーザー呼んだプレゼンになって。当然その席では質問が飛ぶ訳ですな。

  「○○○の区別をしとけば、自動で△△△出力する様な機能ありますか?」とか、
  「××××法が変わった時に、過去分の精算額は自動で計算されますか?」とか、
  「◇◇◇の形式でデータ落として、編集してそのままアップ出来ますか?」とか、
  「毎回お金掛けてフォームの修正ぢゃなくて、自分で帳票作れるのが希望」とか。

他にも沢山、理不尽なヤツがね。でもこれがですねぇ、候補の中の某社の製品は結構出来が良くて、ユーザーのワガママに近い要求でも結構出来たりしたんですね。この事実をTFKと担当の仲間は事前に知っている訳ですよ。総体としてはそれぞれ甲乙付け難い感じではあったんですが、この会社のは特に自由度に強みがありました。ワガママ派には絶対アピールするなと踏んでましたね。

この某社、その時のプレゼンには妙に力が入ってましてね、営業とエンジニアの他に、営業部長さんと次長さんと(どっちがエラいんだか判んないけど)その上の常務だか専務だかの人まで連れて来ました。ただね、本件、TFKの会社の中で担当がTFKって云うくくりの中の大きな買い物だってだけで、その会社の商売からすると営業一人で決めても良い案件だったんぢゃないかと今でも思ってます。まぁ何を思ったか、営業さん曰く「専務の○山×男が是非、自らアピールして御社への実績作りたい云々」「身内が言うのもナンですが、○山×男、社内ではやり手で通ってますからね、期待しといて下さい」ってな事になっちゃいましてねぇ。

そして、いよいよ↑の質問コーナーですよ。TFKが利害関係の無い傍観者だったとしたら「それシステムでやる事ぢゃねぇって!!」って思う様な事に対して、○山さん、連発してましたねぇ。


  「あぁぁあ、そのご希望でしたら、残念ながらぁ~(一呼吸)、出来ます!!」


あれが世の中で言う「ドン引き」或いは「ヤっちまった」って空気なんでしょうねぇ。事前調査をした担当者=TFKとしては知ってるんです。ホントにワガママ要求に対応出来てるって事を。他社で1秒も考えず/全く詳細言わずに、全件「大丈夫です出来ます」って連発し、しかも8割嘘らしい会社とか見た後だったんですけどねぇ・・・・。残念ながら6回目位の「残念ながら」で何となく質問が途切れちゃいまして・・・・。チョト寂しい感じで帰って頂きました。


読んでおられる皆さんには、言わなくてもプレゼン結果はお判りでしょうねぇ。TFKの正体知って読んでおられる皆様は、どこの会社か判る方もいらっしゃるでしょうねぇ。でもネ、この会社の結果は、ある程度○山さんの自爆って事で、某社の「人選ミス」の自業自得で良いんですけど、TFKの会社、よりによって8割嘘の会社に発注しちまったんですよ。抵抗したんだけどねぇ、担当全員で。その後苦難の4年半が待っているとは予想だにせず。システム導入案件なんで人並みの「大変」は予想してたんですけど。このまま続けると絶対に長くなりますのでこの辺はまた回を変えて。


 思いっきり話が逸れちゃいました。もとい、


最近感じた事です。「似た様」になる理由として、オリジナルとコピーの話を過去に書きました。オリジナルよりもコピーの方が良い事ってあるよね、って話。コレと非常に良く似ているんですがTFKの中ではチョト違うんです。


音楽で「アンサーソング」って云うのありますよねぇ。最初のがあって、内容がその曲への返事になってる/続きになってる、ってヤツ。TFKはオッサンなので最近目にする様になった「リスペクト」の定義がイマイチ解りませんが、きっと同類の中の1種類なんでしょうな。別の人が作る場合は(そんなケースあるんでしょうか?作曲家同士が仲良しだとシャレでやったりするかも・・・あっリスペクトってヤツは別の人だネ)当然違う曲だけど、歌詞の方が意味で繋がっている感じ。一方で同じ人が作ったら曲の方が「同じ」とは言わないまでも似る事になるでしょうな。フレーズの一部が使ってあったりするのは意図的にやってるんでしょうが、「全体が似てしまう」現象も、ユー○ンやサ○ンならずとも避けられんのではないかと。特に前曲と関係性を持っている事が企画の命な訳ですから。

んで、この場合「何か前のと変り映えがしないねぇ」って言われる=二番煎じになっちゃうのであろうか、いやならない(反語の用法)のではないかと思った次第です。

思いついた事例は次回以降に。話逸れたまんまで申し訳ないですが、それ程期待しないで乞うご期待!

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